塩辛い

全て 形容詞
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  • 塩辛い風のなかにはどこか、夏の終わりを思わせるにおいが含まれていた。 犬村小六『とある飛空士への追憶』より引用
  • 頬擦ほおずりをしているとき、少し塩辛かったのは香榮子が泣いていたからだ。 高杉良『勇気凜々』より引用
  • 口の端にたまった塩辛い水は、苦いというよりほとんど甘美な味がした。 森瑤子『別れの予感』より引用
  • しかし塩辛い日本人はそのこと自体には耐えられたし、適応もできた。 開高健『最後の晩餐』より引用
  • いつも掘り方の時、塩辛い汗が出る間は、息をするにも力がいった。 中上健次『岬』より引用
  • じっさいにばあやはその塩辛い口のなかでお経を唱えていたのかもしれない。 倉橋由美子『聖少女』より引用
  • なじみ深いおしっこの塩辛い味が舌にき、野卑な匂いが鼻にむっときた。 開高健『ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短篇小説』より引用
  • びっくりと言うより、眼玉がキリキリと塩辛しおからく、ぼくは思わず飛び上った。 梅崎春生『幻化』より引用
  • 塩漬けと言っても、舌の曲がるほど塩辛く漬けた肉を湯にもどしたものだ。 三浦綾子『海嶺(中)』より引用
  • そして濃い雲で空を曇らせて、此の辺一帯塩辛い雨を降らせたのだ。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • 幼少時に祖国で注入された塩辛い血がどこまでもこだまするのである。 開高健『最後の晩餐』より引用
  • 猟期のはじめに獲れたものは、どこか塩辛い味があるといわれます。 平野雅章『たべもの歳時記』より引用
  • 湯は濁りを伴う緑がかった色をしており、黄緑色の湯の花が多くやや塩辛い。
  • けっこう飲んでしまったらしく、胃の底で塩辛いものが揺れている。 入間人間『電波女と青春男 第08巻』より引用
  • 私は甘いものが嫌いなのではなく、甘いものよりも塩辛いものの方が好きだというだけだ。 山本文緒『結婚願望』より引用
  • 島内 ここの御馳走つて云へば、塩辛い茶椀蒸しにきまつてるぢやないか。 岸田国士『牛山ホテル(五場)』より引用
  • だから、関東が塩辛くてだめだとか、京都でなくてはというのはバカなんですよ。 池波正太郎/佐藤隆介・編『鬼平料理帳』より引用
  • というのは、涙も波のしぶきも共に塩辛い味がするからだ。 井上ひさし『手鎖心中』より引用
  • 塩辛い涙の味が舌の上に感じられた。 菊地秀行『吸血鬼ハンター01 吸血鬼ハンター“D”』より引用
  • 今まで黙ってたけど、おまえの作った味噌汁は塩辛かったぞ。 奥田英朗『イン・ザ・プール』より引用
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