塩瀬饅頭
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名詞
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長篠の戦いの折には、家康出陣にあたって林宗二が「本饅頭」を献上し、家康はこれを兜に盛って軍神に供え、戦勝を祈願した。江戸時代になると、塩瀬の一族から宗需が江戸に移り、そこで新たに塩瀬饅頭の暖簾を構えた。関東で塩瀬の饅頭は「下りもの」として珍重されて飛ぶように売れた。
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江戸時代後期の豪商には、大阪の薬種屋の支店「小西利右衛門」があった。富豪のうちには入らないが、菓子屋の玉屋は、仙台藩の御用菓子司として大町の明石屋とともに塩瀬饅頭を作った。明治に入って商業が自由化されても、しばらくは南町が交通の要路に位置することに変わりはなかった。
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