堪え難い

全て 形容詞
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  • 父の生きていた時代の方内の堪え難い暗さを思わないわけには行かない。 芥川比呂志『決められた以外のせりふ』より引用
  • 実を言うと私は、日本語の時間には、まことに堪え難い瞬間があるのだ。 松平維秋『松平維秋の仕事』より引用
  • 一鞭を加えられるまでの恐怖の方が、自分にとっては堪え難かったのだ。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫5) 日本男子物語』より引用
  • 大勢の男子たちの前で裸になるのは、彼女にとって堪え難いことなのだろう。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 3 西戦の巻(下)』より引用
  • 父は二人の女の話を聞きながら、堪え難いような顔付をしていた。 豊島与志雄『黒点』より引用
  • 梶山の画やあなたが売り物になるということは僕として堪え難いことです。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • それはまさに、堪え難い真昼の光りを和らげている葉の群なのであった。 ハドスン/守屋陽一訳『緑の館』より引用
  • けれども、恋人のために金がいると話すのは何としても堪え難いところであった。 小酒井不木『被尾行者』より引用
  • そういう鈍い神経は父にとっていちばん堪え難いものであっただろうと思う。 芥川比呂志『決められた以外のせりふ』より引用
  • それを聞くと、三吉は堪え難いような目付をして、家の内を歩き廻った。 島崎藤村『家』より引用
  • 朝になると、疲労と苦痛が彼女にはもう何とも堪え難く感じられた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • 私は堪え難い生の苦痛をにない、夢中でこの家にのがれてまいりました。 豊島与志雄『一つの愛情』より引用
  • そうにでもしなければこの人生という処は実に堪え難い処だ! 葛西善蔵『子をつれて』より引用
  • 母のことではなく、自分自身のことが、堪え難いほど悲しく淋しかった。 豊島与志雄『野ざらし』より引用
  • 私は人に触れては、つらい堪え難い痛手を心で受けるばかりでございます。 豊島与志雄『一つの愛情』より引用
  • 彼女の心は、堪え難い程苦しく重い、而も、云うことは出来ないのです。 宮本百合子『唖娘スバー』より引用
  • 南国の暑気は堪え難いばかりで、日中は、外へ出ることは叶わなかった。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫1) 猿飛佐助』より引用
  • ぼくが家に居なくなるのは堪え難い心細さであったのだろう。 吉川英治『忘れ残りの記』より引用
  • 私の疲れは、生きることにも堪え難いほど、私の身体を損ねていた。 坂口安吾『ふるさとに寄する讃歌』より引用
  • けれども自分の娘が、その同じ偶然に身をまかせるのを知るのは、堪え難い。 森瑤子『別れの予感』より引用
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