基督教信者

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  • しかもお使番が女教師の、おまけに大の基督教キリストきょう信者と来ては助からんねえ。 泉鏡花『註文帳』より引用
  • 宿の本館に基督キリスト教信者の団体が百人ほど泊っていた。 寺田寅彦『高原』より引用
  • 其處には著者の如き基督教信者もあれば、徹底した意識を有つた唯物論者もあつた。 石川啄木『小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息』より引用
  • ぜんの女教師の片意地な基督キリスト教信者であつた事や、費用つひえをはぶいて郵便貯金をしてゐる事は、それを思出す多吉の心に何がなしに失望を伴つた。 石川啄木『道』より引用
  • 自分もまがりなりに基督教信者だが、その自分に一番欠けているものがこの素朴な信仰だと知っていたし、それを今日まで辛く、やましく思ってきたからだ。 遠藤周作『ぐうたら人間学』より引用
  • その甲斐があって、彼は非常に感激して、後には別人のようになり、基督キリスト教信者になって、真面目に勉強するようになった。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 塾というのは片山という基督きりすと教信者が開いているのでもとは学校の教師をしていたのが、文部省の忌憚に触れて、それからはもう職を求めようともせず、白金今里町の森の中に小さい塾を開いて近処の貧乏人の子供を集めては気焔を吐いている。 白柳秀湖『駅夫日記』より引用
  • 早くから奥様とお子さんをおくしになってから熱心な基督キリスト教信者となって、教育事業に生涯を捧げると言っておられる立派なお方です。 夢野久作『少女地獄』より引用
  • そして熱心な基督教信者でいらっしゃいました。 知里幸恵『手紙』より引用
  • 「世に母として、そは基督教信者たるを要せず、また如何に不真面目なる女にてもよし、その娘が、舞台に立たんよりは、寧ろ墓の下に眠らんことを望まざるものあらんや」と。 岸田国士『仏蘭西役者の裏表』より引用
  • もちろん、それは校長先生が川村さんから突込まれて白状なすった事ですが、校長先生はかねてから、校長先生の人格をこの上もなく崇拝しておられる熱烈な基督教信者で、私たち五年生の英語を教えておられた虎間トラ子先生に言いふくめて、校長先生の銅像を建ててはどうかと提議おさせになりました。 夢野久作『少女地獄』より引用
  • 芳子の家は新見町でも第三とは下らぬ豪家で、父も母も厳格なる基督教信者クリスチャン、母はことにすぐれた信者で、かつては同志社女学校に学んだこともあるという。 田山花袋『蒲団』より引用
  • 夫れ小善小仁は、古へのパリサイ人く之を為せり、彼等は教会にて威厳を粧ひ、崇敬をあらはし、小悪小非行を慎しむ事、今の俗信仰にまさり、小善小仁を行ふ事、今の所謂基督教信者なるものに幾等いくとうか加ふるところありし、然るも基督は之を排して、まむしすゑとまでのゝしりぬ。 北村透谷『各人心宮内の秘宮』より引用
  • 貴女は基督教信者クリスチヤンで? 石川啄木『鳥影』より引用