埋没しよ

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  • もし個人が集団の中にすっかり埋没していれば、その個人に自分はない。 沖藤典子『女が会社へ行きたくない朝』より引用
  • そのよく肉のついた顔に、埋没するようになって、細い眼が笑っていた。 山田正紀『崑崙遊撃隊』より引用
  • 彼女の中に埋没することによって不安をまぎらそうとしているようである。 森村誠一『悪魔の圏内(テリトリー)』より引用
  • これを思うに鼠の陥穽は、ひと思いに埋没したものではなかったらしい。 横溝正史『金田一耕助ファイル08 迷路荘の惨劇 v0.9』より引用
  • 指は完全にお尻の間に埋没して、彼女のもう一つの穴の表面にふれた。 奈須きのこ『月姫 太陽(シエル・グッドエンド)』より引用
  • この私の感慨も、一週間もすればどこかに埋没してしまっていくのだ。 大崎善生『孤独か、それに等しいもの』より引用
  • 瞬間的に生じたイレギュラーは、大いなる自然のなかに埋没していった。 松岡圭祐『千里眼 ファントム・クォーター』より引用
  • それはすぐにいつもの俺の中に埋没してしまうに違いなかった。 奈須きのこ『歌月十夜 17 酔夢月』より引用
  • 彼にできることは精々せいぜい登校を拒否して詩集の中に埋没するくらいである。 森村誠一『ミッドウェイ』より引用
  • 宮村は間もなく雪の中に小屋全体が埋没してしまうことを予想しているようであった。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 地震のために埋没し、二十世紀初頭アメリカ探険隊によつて発掘された。 リラダン『殘酷物語』より引用
  • 社会的に生きる限り、個人の意識は公共的なる存在である言葉の中に埋没する。 三木清『マルクス主義と唯物論』より引用
  • その背中が人通りの中へ埋没したとき、ようやく僕も後を追う気になった。 乙一『GOTH リストカット事件』より引用
  • 病院の下手、海岸際を走っている山陽線と国道も、土砂で埋没していた。 柳田邦男『空白の天気図』より引用
  • 現存している部分もあるし、埋没している部分や池に利用されているところもある。
  • 失われた過去の中にすっかり埋没してしまっているわけです。 井上靖『崖(下)』より引用
  • ここではただ数のなかへ埋没し去ることだけが、生きのびる道なのである。 石原吉郎『望郷と海』より引用
  • 真の都市は存在していなくて、なかば埋没した一時的建造物の集団があるだけ。 E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ4) レンズの子ら』より引用
  • また、下顎部に歯全体が隙間なく埋没しているケースも難易度が高いとされる。
  • そう自己の思考に埋没していると、橙子さんが呆れたように声をかけてきた。 奈須きのこ『空の境界 (上)』より引用