垂れ下る

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  • 黒い大きい幕のようなものが、私の体の上へ垂れ下って来たんですもの。 国枝史郎『レモンの花の咲く丘へ』より引用
  • するとその窓には、絹の縄梯子が地まで垂れ下っているのが見えました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 08』より引用
  • 隣接した第三船台の側に垂れ下った棕櫚スダレが燃えはじめたのである。 吉村昭『戦艦武蔵』より引用
  • もし神が垂れ下って、見ていてくれなかったら、堪えられなかったろう。 大岡昇平『野火』より引用
  • ズボンははいているが、それはただ二本の布のように垂れ下っていた。 吉村昭『羆』より引用
  • それはずっと奥深くも見え、また地上低く垂れ下っているようにも思えた。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • 宿禰の垂れ下った白い眉毛まゆげは、若者を見詰めている眼の上でふるえていた。 横光利一『日輪』より引用
  • 床から天井までの高さが揺らめく闇の大きなカーテンとともに垂れ下った。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
  • ただ黒い、素直な髪が、長々と肩の上に垂れ下っているばかりだった。 福永武彦『夢みる少年の昼と夜』より引用
  • ナイフを握っていた手を離したので、両手がだらりと前にれ下った。 福永武彦『風土』より引用
  • 手のとどきそうな低い空を、灰色の雲がすき間もなく垂れ下っていた。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • 大きなチョコレート色の棺衣かんおおいのような霧が空一面に垂れ下っていた。 スティーブンソン・ロバート・ルイス『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』より引用
  • 町にも赤犬は沢山いるが、こんなに耳が垂れ下った奴をみるのは初めてであった。 三浦哲郎『真夜中のサーカス』より引用
  • 頭は一番下にれ下っていますが、私の背よりもずっと高くて手がとどきません。 海野十三『崩れる鬼影』より引用
  • 通常は単性の花が中央の茎の周りに密集して付き、垂れ下っている。
  • ただどこかしらに、青みがかったしまが上から垂れ下っているばかりである。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『猟人日記(上)』より引用
  • 大きな耳が顔の両側にだらりと垂れ下っている赤犬であった。 三浦哲郎『真夜中のサーカス』より引用
  • 力を失った両の手は死人の手のようにだらりと垂れ下っていた。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(上)』より引用
  • それは、部屋の奥にふかく垂れ下っている、紫色の重いカーテンだった。 海野十三『四次元漂流』より引用
  • その顔はちょうど私の顔の上にあって、その長い黒い髪の垂れ下った端が私の額を撫でた。 ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
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