坐り

全て 動詞 名詞
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  • 夫は、向い合う位置に片膝を立てて坐り、男の両腕を持って声をかける。 丸谷才一『年の残り 他』より引用
  • 彼は穴の口に平たく坐り、眼をお皿のようにして、様子を見ていました。 バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』より引用
  • 運転席と助手席に並んで坐り、二人はしばらく正面の森の奥をながめた。 内田康夫『天河伝説殺人事件(下)』より引用
  • 百年か千年か、坐り続けたら、何処か別の所へ行けるのではないかしら。 菊池寛『極楽』より引用
  • 信子は窓に向いて坐り、沿道の家が流れて行くのを子供のように喜んだ。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • それから二人はまた二十分程黙ったままで向い合って坐りつづけた。 有島武郎『小さき者へ・生れ出づる悩み』より引用
  • あるものは血をもって雪を染め、あるものは深い雪の中に坐りつくした。 島崎藤村『雪の障子』より引用
  • だが、五十あまりある事務机のうち、まだ半数は坐り主を迎えていない。 梶山季之『罠のある季節』より引用
  • 食後すぐに行ってみると、お冬さんは真っ蒼な顔をして店に坐りいたり。 岡本綺堂『慈悲心鳥』より引用
  • ただそのベッドの横に坐り続けていては帰って来るだけであった。 佐左木俊郎『秋草の顆』より引用
  • 鎌足は大殿の正面入口の傍に坐り、軽王かるのきみは女帝と向い合って坐っていた。 黒岩重吾『落日の王子 蘇我入鹿(上)』より引用
  • 私は誰一人いない庭の芝草の上に坐りながら自分の小学校時代を思い出した。 宮本百合子『貧しき人々の群』より引用
  • すると火のそばに坐りながら、一人の男が大声でこう言ったのです。 イエイツ編/井村君江(編訳)『ケルト妖精物語』より引用
  • 私は少し離れた所に坐りながら、云訳でもするような調子で云った。 豊島与志雄『好意』より引用
  • 二人掛けの座席に私とエディが坐り、そのすぐ後に内藤と利朗が坐った。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
  • 彼は身体からだを一度ゆすぶってしゃんと坐り直し、それから私の方を向いた。 バローズ『地底世界ペルシダー』より引用
  • と言いさした私は、思わずドキンとして坐り直さずにはいられなかった。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 私はベッドのそばの椅子に坐り、先生の胸の上に私の頭をのせた。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • 刑事が辞去してから一時間ちかい間を、客間に坐りつづけて考えていた。 鮎川哲也『死者を笞打て』より引用
  • 彼女が午前中からこうして椅子にずっと坐りつづけていたことは容易に推測できた。 松本清張『虚線の下絵』より引用
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