地所を買い

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  • 馬車や地所を買うようなことだったら、この連中に相談したかもしれない。 スタンダール『赤と黒』より引用
  • 軍隊を出ると体力に自信が出来たので九州に下って地所を買い果樹園を営んだ。 夢野久作『父杉山茂丸を語る』より引用
  • 撲星堂というこの本を出した版元は地所を買いとって大きな店を新築したそうです。 町田康『パンク侍、斬られて候』より引用
  • 父は母がしつこくねだったのに負けて、この地所を買ったのを後悔していたのである。 アポリネール/須賀慣訳『若きドンジュアンの冒険』より引用
  • 鉄道が、わしの地所を買いあげたとき、騾馬の代金を別にしまっておきましただ。 O・ヘンリー/大久保康雄訳『O・ヘンリ短編集』より引用
  • それでぼくは、およそ天下にこれほど美しい所は絶無だと思われるような、ローヌ河沿いの山のなかに地所を買ったのだ。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • もし無蓋四輪馬車カレーシュを買うかそれとも地所を買うかということだったならば、彼女はこの連中に相談しもしたろう。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • へえ、それで、いくらかぜにもできましたで、地所を買いましただ。 O・ヘンリー/大久保康雄訳『O・ヘンリ短編集』より引用
  • それにつれて出演料もうなぎのぼりにつりあがって、昭和二十五年に緑ケ丘に地所を買って建てたのが、いま一同のいるこの家である。 横溝正史『毒の矢 v0.9』より引用
  • 具足屋は、もとの脇本陣の地所を買って、すっかり建て前をあたらしくしたものだ。 林不忘『巷説享保図絵』より引用
  • しかし幸いその人たちは、自分の地所の中に金鉱にも匹敵ひつてきする貴重な鉱床が埋れているとは気がついていないから、今のうちにその地所を買いとれば大儲おおもうけができるわけです。 ドイル『技師の親指』より引用
  • そうなると、前の養子が売った地所を買いもどし、借家が建って住んでる人にも、わけをいうて、立ちのき料をだしてでてもらいました。 興津要『古典落語(続)』より引用
  • 私は教祖様のお頼みで池を掘らうと思ひ、地所を買うておいた、そしてそれを清めるために二三年草を生やして放つておいた。 出口王仁三郎『三鏡 『水鏡』『月鏡』『玉鏡』 kgm 1 20060303』より引用
  • この金額に自分の貯えをつけたして、伯爵は、年収約九千フランの価値のある隣の二つの地所を買うことができました。 バルザック/菅野昭正訳『谷間のゆり(上)』より引用
  • しかし六五年南軍の総帥そうすいリー将軍降伏後こうふくごは、ふたたび農場へ帰って、三、四年そこでくらしていましたが、一八六九年か七〇年かにこちらへ帰ってきて、サセックス州のホーシャムのちかくに小さな地所を買いとって、そこに住むことになりました。 ドイル『オレンジの種五つ』より引用
  • ついで、市の中央に地所を買うことが出来たので、この富裕な自由市に立派な会堂と宣教師館を建て、行く行くはコレジヨをも設立しよう、と彼は考えたのであった。 和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』より引用
  • 二、三の友人に秘密を打ちあけたところ、それでは自分の地所の中にある分を秘密にりだして金をつくり、それで隣の地所を買うがよかろうということになった。 ドイル『技師の親指』より引用
  • 奥蔵を建て増し、地所を買い添えて、山城河岸を代表する富家にしたのはこの伊兵衛である。 森鴎外『細木香以』より引用
  • 同情や心づかいの言葉をちょっとでも洩らそうものなら、彼はたちまち烈火のように怒り、自分は国じゅうでいちばんの金満家で、からだもいちばん強壮であると強く出て、近いうちに大金をついやして邸を飾るか、あるいは、別の地所を買いとるつもりだ、などと言うのだ。 アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』より引用
  • 利巧な彼は江戸へ帰ってからも、危険な仕事へは手を出さず、地所を買ったり家作を設けたり、堅実一方に世を渡ったが、それも今から数年前までで、総領の吾市に世を譲ってからは、小梅の里へ寮住居、歌俳諧や茶の湯してと、端唄の文句をそのままののんきなくらしにはいってしまった。 国枝史郎『名人地獄』より引用