在る限り

25 の用例 (0.00 秒)
  • どのような人でも、生きて在る限りは、立派に尊敬、要求すべきである。 太宰治『二十世紀旗手』より引用
  • この書類は一定の温度と湿度と気圧のところに在る限り安全じゃ。 海野十三『共軛回転弾』より引用
  • われわれの目に触れてそこに在る限りのものが、あれほどの明るい力を行使していたことのふしぎを思った。 三島由紀夫『金閣寺』より引用
  • 智将室原知幸と共に在る限り、あるいはこの闘いに勝つのではないかと。 松下竜一『砦に拠る』より引用
  • この町の在る限り、弘前は決して凡庸のまちでは無いと思つた。 太宰治『津軽』より引用
  • 私はHに苦労をかけて来たが、けれども、生きて在る限りはHと共に暮して行くつもりでいたのだ。 太宰治『東京八景』より引用
  • それが現實性に於て在る限り、人間は自然に於ける存在即ち生であり、そして自然はこの生に關係して限定されてゆく存在である。 三木清『唯物史観と現代の意識』より引用
  • この薔薇の生きて在る限り、私は心の王者だと、一瞬思った。 太宰治『善蔵を思う』より引用
  • このとき歴史的社會的存在は無視され、それが問題となる限りに於ては、それはそれが意識に在る限りに於てのみ、意識の形式に於て捉へられ得る限りに於てのみ、取扱はれるのである。 三木清『唯物史観と現代の意識』より引用
  • この奥に在る限り、そなたは、女中だ。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫7) 毒婦伝奇』より引用
  • と、木村は考えるものの、軍隊に在る限り、この居心地の悪い谷間に忍従しなければならないと思うといい気持ではなかった。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • 裸城はだかじろにしたものの、大阪城に真田幸村が在る限り、これが攻略は容易ではない、と痛感していた家康である。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫2) 真田幸村』より引用
  • 何であれそれらの言葉がこの部屋で語られるということのためだけで在る限り、それがむしばまれ崩れていく世界を証そうとするものであれば一層、部屋の内にはあの外側のあやうさにかかわりなく隔たった、完璧かんぺきな防空ごうの内に似た平穏さがあった。 石原慎太郎『生還』より引用
  • 前面に壮麗な階段と柱列コラムとを持つ議事堂の建物は、恐らく内部に一人の下院議員を持たなくなっても、それが議事堂であったという権威は、アメリカの在る限り失わないで行くだろう。 宮本百合子『南路』より引用
  • 女は在る限り あらけづりの明治の女ばかり。 与謝野晶子『晶子詩篇全集』より引用
  • 又、かのいくらか良心ある貴族らも、貴族らの社会の内部に在る限り、いかなる攻撃をも凱歌を以って撃退するでありましょう。 キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』より引用
  • 又、鮮人がしたとしても、問題はこの事件の落着にとどまらず、朝鮮と日本の在る限り、重大な、持続的な問題である。 宮本百合子『大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録』より引用
  • 此の、ひきむしられるようなさびしさの在る限り、文学も不滅と思われますが、それも私の老書生らしい感傷で、お笑い草かも知れませぬ。 太宰治『風の便り』より引用
  • 狭く、息苦しく、それと共に在る限りはぶこともできない。 福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 10 虹の彼方に(下)』より引用
  • やつらは、一旦いったん動き出せば、ハワイ諸島に在る限り確実に感付かれるような『ドでかいなにか』を、近い内に決行しようとしているんだ。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第15巻』より引用
  • 次へ »

在る限り の使われ方