在る時

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  • 大体、外で精神の解放状態に在る時の半分弱くらいの量しかここには入れん。 枯野瑛『銀月のソルトレージュ02 金狼の住処』より引用
  • 宮仕えをするようになってからも、家に在る時は必ず道場に出て木刀を握った。 南條範夫『山岡鉄舟(三)』より引用
  • 此ういふことも劇団の盛な時には悲惨にも見えないが、逆境に在る時は全くめ入る。 古川緑波『古川ロッパ昭和日記』より引用
  • 私は、どういうわけだか、家に在る時にはすこぶる口が重い。 太宰治『乞食学生』より引用
  • 私は睡眠状態に在る時の外は絶えず私の腦髓を苦めて居ます。 長塚節『教師』より引用
  • 人類に限らず他の動物でも植物でも、長く同一状態に在る時は、衰斃枯凋を來す道理が有る。 幸田露伴『努力論』より引用
  • 而も三方類は言ふまでもないが、島台を据ゑて神の在る時の飾りとする地方がまだある。 折口信夫『まれびとの歴史』より引用
  • 在る時には内裏に焼亡ぜうまう有るにも、人不取出とりいださずと云へども、玄象自然おのづかいでて庭に有り。 夢枕獏『陰陽師生成(なまな)り姫』より引用
  • 地球が円いものだとの実感を得るのは、海の沖合に在る時ばかりではなく、このような大平野に在る時もそうである。 豊島与志雄『北京・青島・村落』より引用
  • 吾が前に在る時は常に笑顔を見せ給はらむ事を、これ、切なる吾が願ひなり。 シェイクスピア/福田恆存訳『十二夜』より引用
  • 平和な時、自己がその戦闘の圏外に在る時、正義や公正を説くのは、馬鹿も出来る事と思う。 宮本百合子『日記』より引用
  • 與へ得る状態に在る時、人から頼まれたなら、與へなければならぬといふ戒律と同斷である。 太宰治『義務』より引用
  • それも父親の在る時には尚ほ親を尊ぶものですが、母親一人になれば年も取つて居りますから、愚痴も多く出て勢ひの趨く時母親に一寸手を下し兼ねませぬ。 桑原隲蔵『支那の古代法律』より引用
  • 宇治山田の米友は、伊勢の国に在る時に、神宮の前の宇治橋の下で網受けをして生業なりわいを立てていたことは、先刻御承知のことであります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 併し吸收の状態に在る時、魂は極めて多數の事物と共鳴し得る。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • 書ける状態に在る時、たのまれたなら、その時は必ず書かなければならぬ、といふ戒律のために「書きます」と返事したのだ。 太宰治『義務』より引用
  • 書ける状態に在る時、と前に言つた。 太宰治『義務』より引用
  • よく考えてみると、私がそれに出逢うのは、何か或る一つのことに熱中した後で、さまざまの雑念が消え失せ、思いが一つの点に集中して、疲れながらもじっと落付いている、我を忘れた而も敏感な状態に在る時だった。 豊島与志雄『都会の幽気』より引用
  • ぼくは、はじめて知ったのだが、一人蟄居ちつきよして在る時、ついデチ棒に触れて、あやしくまた物狂おしい気持になるのは、男だけかと思ったら、女性もやるらしくて、それはつまり、開いたり閉じたりしてあそぶのだそうだ。 野坂昭如『エロトピア2』より引用
  • で、鼈甲にしろ、簪にしろ、櫛にしろ、小間物店にある時より、またふっくらした島田の中に在る時より、抜いて手に取った時に真の色が出るのである。 泉鏡花『白い下地』より引用
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在る時 の使われ方