圧し

全て 動詞 名詞
2,207 の用例 (0.01 秒)
  • 後ろで馬をかけさせている護衛たちを圧してそびえているように見えた。 アリグザンダー『(ブリデイン物語1)タランと角の王』より引用
  • だが次の瞬間には何かが口の中に入ってきて浅倉の声をし潰していた。 瀬名秀明『パラサイト・イヴ』より引用
  • 自分は家の中にいて両親を見ていると胸が圧しつけられるような気がする。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 彼はそう自分に言いきかせることによって職業的な義務感をし殺した。 森村誠一『分水嶺』より引用
  • 突然、その中から一人の女の声が他を圧して、はっきりと聞こえてきた。 ジェイムズ・ブリッシュ『05 メトセラへの鎮魂歌』より引用
  • なんと言ってもあのころの徳川政府の威信はまだまだ全国を圧していた。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 吟子は髪に手を当て軽くしつけてから開いたままの縁から外を見た。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • モイラは直ぐに花の傍に寄って行って、顔を花に圧しつけるようにした。 森茉莉『甘い蜜の部屋』より引用
  • 深夜の十一時に部屋を出ても、なまぬるい空気が盆地の街を圧していた。 万城目学『鴨川ホルモー』より引用
  • それは、相手の断定的な、というよりもしつけがましい云い方による。 松本清張『小説東京帝国大学(上)』より引用
  • なにか物理的な力でし返されたように、ひどく唐突とうとつに足をとめたのだ。 山田正紀『宝石泥棒』より引用
  • 私は彼女の腰に腕を回して、その湿って赤い唇に口をしつけたのである。 フーリック/大室幹雄訳『中国湖水殺人事件』より引用
  • 息をひそめたシロウズの頭上を圧してひろがるのは千億の星の海だった。 光瀬龍『たそがれに還る』より引用
  • それは角筆かくひつといって、とがった骨筆こつぴつの先で文字を紙にし書くのである。 林望『書薮巡歴』より引用
  • ガラスが熱くなってくるのを待って、水に濡れたハンカチをしつけた。 大藪春彦『蘇える金狼 野望篇』より引用
  • そっと廊下に出ると、向かいのドアの奥から圧し殺した笑い声が洩れた。 ホーガン『巨人たちの星』より引用
  • 私はその建物を、圧しつけるやうな午後の雪空の下にしか見たことがない。 富永太郎『鳥獣剥製所』より引用
  • と、いった父の、何ものかにひしがれたような姿も胸に浮かんでくる。 池波正太郎『剣客商売 11 勝負』より引用
  • 胸も心も何かしら圧しつけられたような一杯な悲しみに迫られていた。 室生犀星『幼年時代』より引用
  • そう云う風にほかからしつけられた仕事では精神生活とは名づけられない。 夏目漱石『思い出す事など』より引用
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