土蔵の方

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  • ある日、お種は大きなかぎを手にしながら、裏の土蔵の方へ弟を導いて行った。 島崎藤村『家』より引用
  • 二人は、廊下窓から土蔵の方をながめていたが、すぐ元の広間へ姿をかくした。 吉川英治『大岡越前』より引用
  • 土蔵の方では、ようやく諦めたのか、伊左次が騒ぎ立てるのをやめたようだ。 宮部みゆき『天狗風 霊験お初捕物控〈二〉』より引用
  • 話している最中にも、店の者が土蔵の方に走ってゆく。 畠中恵『しゃばけ』より引用
  • この人を裏の土蔵の方へ導こうとして、おまんは提灯ちょうちんを手にしながら先に立って行った。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • その晩、お民は裏の土蔵の方で、夫の帰りを待っていた。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • かろうじて持ち出したもの、土蔵の方へ運んであったものは残った。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • ある日、おまんは裏の土蔵の方へ行こうとした。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 奥の土蔵も店からは離れて別の一劃をなしているから、店の者は、土蔵の方にも台所にも来る用がない筈なのである。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • そのとき、さっき役人に命じられて、土蔵の方へはしっていった小者がかけもどってきた。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • それだけ言うと、なぜだか急に悲しそうに首をうなだれて、土蔵の方へ帰ろうとした。 宮部みゆき『天狗風 霊験お初捕物控〈二〉』より引用
  • 庭の奥の土蔵の方から、けたたましいわめきごえや、さけび声が聞えてきたからだ。 横溝正史『姿なき怪人』より引用
  • それで私は表へ出たり土蔵の方へ行ったり、うろうろと歩きまわりましたが、どこへ行ってもいる場所もなく、することもないのです。 吉田知子『無明長夜』より引用
  • 聞き覚えのある声に、離れにいた仁吉が手燭てしょくをかかげて、土蔵の方へ向かった。 畠中恵『おまけのこ』より引用
  • 一室の人だちがやつと許された時に、お町は狐鼠々々と台所からまはつて土蔵の方を見た。 小寺菊子『河原の対面』より引用
  • 名無しはそのまま土蔵の方へと歩いていった。 千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』より引用
  • それから家のものが騒ぎ出して、半蔵と佐吉とは提灯ちょうちんつけながら土蔵の方へ急いだ。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 母屋もやの奥座敷には屏風びょうぶをかこい、土蔵の方から移された娘のからだがそこに安静にさせてある。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • そして、首領の万蔵を眼でうながして、打ち連れて、庭の一画にある土蔵の方へ歩き出した。 山田風太郎『忍法陽炎抄』より引用
  • と、林蔵は先に立って、つかつかと土蔵の方に歩き出した。 山田風太郎『忍法鞘飛脚』より引用
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土蔵の方 の使われ方