土蔵の二階

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  • おきわは向島の寮に押しめられて、土蔵の二階に住んでいるに相違ない。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 祖母が土蔵の二階に上って、いつまでも出て来ませんでした。 豊島与志雄『幻の園』より引用
  • おまんは土蔵の二階の方にごとごと音のするのを聞きながら梯子はしごを登って行って見た。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 暗い土蔵の二階、二つ並べた古い長持のそばに倒れていたのは他のものでもなかった。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 土蔵の二階には窓があるけれども、下には窓がありません。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 予期した通り、土蔵の二階には、裏手に向かって小さな窓がひらいていた。 江戸川乱歩『孤島の鬼』より引用
  • お銀様は我を忘れて、土蔵の二階から倉の戸前まで一息に駈け下りてしまいました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 土蔵の二階部分へ上がってゆく急傾斜の階段だった。 吉村達也『ついてくる』より引用
  • だれか、土蔵の二階に灯をともしているものがあるのだ。 山田風太郎『おんな牢秘抄』より引用
  • それらの古い道具を除いては、土蔵の二階にあるものは父の遺した沢山な書籍ほんであった。 島崎藤村『新生』より引用
  • と同時に、横浜のうちの、土蔵くらの二階一ぱいの書籍の集積が思い出された。 長谷川時雨『朱絃舎浜子』より引用
  • 某氏の土蔵の二階には明治初年の古新聞がたくさんに積み込んであることをかねて知っていたからである。 岡本綺堂『探偵夜話』より引用
  • 親父は土蔵の二階の古い箪笥たんすの裏に隠れて眠っていた。 高橋克彦『前世の記憶』より引用
  • 事実、私はあの土蔵の二階で静子を責めた際にも、最初は何もああまでするつもりではなかった。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編02 本格推理Ⅱ』より引用
  • 手に触れた一本の脇差を持って、土蔵の二階の梯子段を転がるように走せ下りました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 伊牟田は十日ほど、土蔵の二階に潜伏していたが、何ごとも起こらなかった。 藤沢周平『回天の門』より引用
  • そしてその源を確認すると、壁際に設けられているハシゴを伝って土蔵の二階へ上がった。 吉村達也『ついてくる』より引用
  • 某氏の土蔵の二階には、明治初年の古新聞がたくさんに積み込んであることをかねて知っていたからである。 岡本綺堂『有喜世新聞の話』より引用
  • 窓の鉄棒につかまって、もうほとんど暗くなっているその土蔵の二階を、僕はじっと覗き込んでいた。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』より引用
  • この日も、いつものようにヤカンを持って土蔵の二階へ上ってみると、昨夜十二時に部屋の外へおいてきた夜食が、そのままになっているのである。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
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土蔵の二階 の使われ方