土臭い

全て 形容詞
77 の用例 (0.00 秒)
  • やうやく貰つた一杯の茶も土臭い臭がして呑み乾すことも出来なかつた。 平出修『逆徒』より引用
  • 彼女のプロレスが持つ演劇性は、あくまでも土臭く、だが魅力的だった。 井田真木子『プロレス少女伝説』より引用
  • 人が頻繁ひんぱんに出入りしているにもかかわらず、扉はどこか土くさい。 入間人間『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版』より引用
  • 武州の盆は土臭いものだが、こんな陰々滅々としたものではなかった。 司馬遼太郎『燃えよ剣 01 (上)』より引用
  • わたしはジニーがスーザンの土臭い指を眺めてから自分の指を押し隠すのを見た。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
  • それは、おれが生まれ育った地方に伝わる伝統的なお茶で、独特な土臭さを含んでいる。 馳星周『不夜城完結編 長恨歌』より引用
  • 如何にも重三の顔は土臭かったけれ共お関とはまるで異った骨骼と皮膚とを持って居た。 宮本百合子『お久美さんと其の周囲』より引用
  • 地方から出てきた青年の土臭さがある。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • やや土くさいが油の甘みがそれを打ち消してくれるせいでさくさくと食べられてしまう。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅱ (電撃文庫)』より引用
  • 柏木の友達も土臭く思う頃は、母親のことも忘れ勝でした。 島崎藤村『旧主人』より引用
  • あの土臭い衿垢娘えりあかむすめのことは要するにスプリングボードにすぎないんだ。 瀬戸内晴美(寂聴)『美は乱調にあり』より引用
  • 我々の案内を続け、暗く土臭い階段を降りていった。 ドイル・アーサー・コナン『赤毛連盟』より引用
  • 土臭いところがなく、どこかに気品のようなものがあった。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • どうも、田舎いなかの土臭い中に育った娘とは違うねえ。 田山花袋『田舎教師』より引用
  • 八橋の意見について一旦は土臭い百姓にかえったものの、本来の野性は心の奥にいつまでも忍んでいた。 岡本綺堂『籠釣瓶』より引用
  • ときどき、土臭い地方弁など使って、トボケ顔して入ってくるバイニンが居る。 阿佐田哲也『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝1』より引用
  • 美術のような美しさと、いかにも土臭い、ざらざらした砂漠のにおい。 淀川長治『続々』より引用
  • 例の土臭い匂いが強まって鼻の奥を刺激する。 馳星周『不夜城完結編 長恨歌』より引用
  • 然し一旦、あなたの悪魔の哲学を教えられた私に、どうして土臭い故郷の土が踏めましょうか。 浜尾四郎『悪魔の弟子』より引用
  • うたわれる歌はどこか遠い過去から聞こえてくるようでいて、耳慣れた米国の土臭さとはちがう。 秋野平『ロック、70年代—復刻CDに時代を聴く』より引用
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