土手

全て 名詞
5,046 の用例 (0.01 秒)
  • こんなことに眼をとめながら、私は短い土手道を家の方へと馬を進めた。 ポー・エドガー・アラン『アッシャー家の崩壊』より引用
  • 男は俺の思考を読んだように苦笑すると、ゆっくりと土手を降りてきた。 九里史生『SAO Web 01』より引用
  • そのとき土手の上で、この一部始終を見物していた数名の武士があった。 坂口安吾『落語・教祖列伝』より引用
  • 土手から道を一本挟んだだけのアパートの二階にその人は住んでいた。 竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ! 第02巻 虎、肥ゆる秋』より引用
  • 呉葉はさう言つて、桂川の土手に添つた長い路を遠く遠く歩いて行つた。 田山花袋『道綱の母』より引用
  • 住宅地のなかを道なりにまっすぐいくと、やがて川の土手が正面に見えた。 片岡義男『夏と少年の短篇』より引用
  • 力なく応じながら、舟着き場とは反対側の土手のふちに絵島は歩み寄った。 杉本苑子『絵島疑獄(下)』より引用
  • 反対側の壁には大量の石がうず高く積み上げられ、土手を形成していた。 山本弘『サーラの冒険 5 幸せをつかみたい !』より引用
  • 五、六間行くか行かないうちに、また一人土手から飛び降りた者がある。 夏目漱石『三四郎』より引用
  • 小学生などは、線路の土手下に立つと、向こうが見えないほどの高さだ。 三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』より引用
  • 塾の庭へ出ると、桜の若樹が低い土手の上にも教室の周囲まわりにもあった。 島崎藤村『岩石の間』より引用
  • 弟は黙って土手の上の草に手を触れながら、姉の言うことを考え考え歩いた。 室生犀星『童話』より引用
  • 土手には、わりと大きな木が並んでいて、天然のへいのようになっていた。 赤川次郎『名探偵はひとりぼっち』より引用
  • その視線を追って振り返ると、病院脇の土手道を歩いてくる人影がある。 小野不由美『屍鬼(上)』より引用
  • おきぬは、みんなが土手の上にあがった時に、逃げて行ってしまった。 山本有三『路傍の石』より引用
  • 袖のしなうを胸へ取った、前抱きにぬっと立ち、腰を張って土手を下りた。 泉鏡花『縷紅新草』より引用
  • 土手沿いの桜並木は舟の上からは薄紅色の真綿をかぶせたようにも見える。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 紫紺のつばめ』より引用
  • その神社の裏は、すぐ土手になっていて、その向うには大川が流れていた。 堀辰雄『幼年時代』より引用
  • 土手の草は、その上に自分の影がうつるかと思われるほど、明るかった。 大岡昇平『野火』より引用
  • 弾は私の上を渡り、光も渡って、相変らず土手を明るくし続けていた。 大岡昇平『野火』より引用
  • 次へ »