土塀

全て 名詞
1,324 の用例 (0.02 秒)
  • あの白い土塀の向こうには二十年前の時代が広がっているのではないか? 高橋克彦『幻少女』より引用
  • ふと顔を上げると、土塀の前で鹿が二匹、じっとこちらを見つめていた。 万城目学『鹿男あをによし』より引用
  • 二人は土塀の影から再び現われた安井を待ち合わして、町の方へ歩いた。 夏目漱石『門』より引用
  • お別れに、楽しかったこの土塀のまわりをひと目見に来たのだそうです。 久生十蘭『キャラコさん』より引用
  • さっきまで土塀に映っていた二つの影法師は今は一つになっている筈である。 佐藤愛子『冥途のお客』より引用
  • といっただけで、おげ丸は屋敷を囲む土塀どべいの内側に沿って歩いている。 山田風太郎『忍法封印いま破る』より引用
  • その時はもう春も深くなって、土塀の上に見える邸内の桜は咲きかけていた。 田中貢太郎『赤い花』より引用
  • 土塀に沿って、一人の男が、裸の女を背負ってそこに立っているのを。 山田風太郎『忍法陽炎抄』より引用
  • 広い前庭を持ち、それがぐるりと土塁のような高い土塀に囲まれている。 井上靖『私の西域紀行(下)』より引用
  • あの土塀沿いに路がついて、うえの山へつづいてるじゃありませんか。 横溝正史『悪魔の降誕祭 他二篇』より引用
  • そう思ったとき、失礼しましたと言ってようやく女が土塀の陰から出て来た。 藤沢周平『麦屋町昼下がり』より引用
  • 城太郎は走って、さっきの土塀のかげにつくと、壁の崩れから中に入った。 山田風太郎『忍法帖3 伊賀忍法帖』より引用
  • 少年のころ、枕の中ではいつも土塀の修繕がつづいていたのを思いだした。 赤瀬川原平『少年とオブジェ』より引用
  • ようやく月が出かかったので、土塀のところへ出かけてゆきました。 久生十蘭『キャラコさん』より引用
  • もう一度とび離れたとき、頭と思われる敵は土塀の上に位置をかえていた。 光瀬龍『寛永無明剣』より引用
  • そして阿能が中へ入ったのを見すましてから、彼も、土塀をとび越えた。 吉川英治『大岡越前』より引用
  • その農夫たちの家もやはり土塀の中にあったが、彼らも何人なんびとの姿も見なかった。 ルブラン・モーリス『奇巌城』より引用
  • 獄屋も余程楽な獄屋といったところが土塀に板の間の外には何にもない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 崩れかかった古い土塀を回り込んだところに真紀ちゃんが倒れていた。 田中哲弥『さらば愛しき大久保町』より引用
  • そして二分後にはテントの後の土塀のてっぺん目がけてとびついていた。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『07 放射能キャラバン追跡』より引用
  • 次へ »