国体観念

32 の用例 (0.00 秒)
  • と神託を受け、奏上したことは、当時儒教思想や仏教思想の伝来に依つて、多少の影響を受けてゐたかとも想像される、わが国体観念の確立に対する一大声明であつて、爾後非望の輩が、長く根絶するに至つたことは、誠に欣ばしいことである。 菊池寛『二千六百年史抄』より引用
  • たしかにここでは、「国体観念」と「真宗教義」との関係が問いの対象となり、「靖国神社の問題」が問題として立てられてはいる。 高橋哲哉『靖国問題』より引用
  • 徳川専横の世にあって、皇室尊崇という国体観念の強い泰軒先生は、どんなに清らかな、またいかにはげしい日本愛をもって、伊勢大廟のおん前にぬかずいたことでありましょうか。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • かうして、江戸幕府が、自家の道徳的立場を擁護せんとして奨励した学問は、国体観念を勃興せしめ、それと不可分なる尊皇思想の擡頭を誘起してゐるのである。 菊池寛『二千六百年史抄』より引用
  • 事態を重く見た衆議院では、野党立憲政友会の森恪や小川平吉らが取り締まりの甘さと国体観念の薄さを材料に、若槻内閣を追及する姿勢を見せて帝国議会は空転し、1927年1月18日には立憲政友会・政友本党が内閣弾劾上奏案を上程した。
  • 説明として教学刷新、義務教育延長、学制改革、文教審議機関設置、国体観念の徹底、国民精神の作興、というのがついている。 戸坂潤『社会時評』より引用
  • 新体制運動は、「政治、経済、文化の各般に亙る旧来の個人主義的体制を完全に清算し、一切を挙げて天皇に帰一し奉る万民輔翼の国体観念を基調とする」〈『近衛文麿』下140〉もので、財界や貴族院の一部は、ドラスチックな「革新性」をもつものと見て、警戒の眼を向けている。 勝田龍夫『重臣たちの昭和史 下』より引用
  • そして、そこから再び教員の思想問題に還り、「小学中学ノ時代ニ於テ、十二分ニ我ガ国体観念、我ガ伝統的ノ道義観念ヲ注入」しなければならないと述べるのだった。 和田利夫『昭和文芸院瑣末記』より引用
  • すなわち、1929年8月に小橋一太文部大臣が、「国体観念の明徴と国民精神の作興」「経済生活の改善と国力培養」を目指した国民運動として教化総動員運動を提唱した。
  • 曾て唱えられた国民精神や農村精神作興、警察精神の高揚、国体観念の明徴、軍紀振粛や吏道振粛、非常時的認識の奨励、こうしたものは皆人心の改革に帰着するかのようだ。 戸坂潤『現代日本の思想対立』より引用
  • 事業は神社に関して必要な事項の調査研究、国体観念、敬神思想の涵養に必要な教化施設、その他神職の養成、表彰、互助などであり、機関誌は『全国神職会会報』、のち改題して『皇国』、さらに改題して『皇国時報』がある。
  • 大きく分けて「国際商港・国産振興・輸出振興」をアピールするパビリオン、「国防意識・国体観念・宗教的信念」の普及を図るパビリオン、博覧会協賛会直営のパビリオンの3つから成っていた。