国へ旅立つ

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  • 小さな手で真九郎の服を掴み、紫は眠りの国へ旅立ってしまっていた。 片山憲太郎『紅 第04巻 ~醜悪祭~ (下)+公式ファンブック 書き下ろし小説 「祭の後」』より引用
  • あなたは遠い国へ旅立って、なん年ものあいだいなくなろうとしているのです。 シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(下)』より引用
  • ザークヤはひどく怒って昼と夜を分けてしまい、自らは冥府めいふの国へ旅立った。 筒井康隆『原始人』より引用
  • いったん行けば戻ることのかなわぬ、死の闇にとざされた暗い国へ旅立つ前に。 チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』より引用
  • そして今朝もう一人、一族の中から黄泉よみの国へ旅立った者がいる。 林真理子『初夜』より引用
  • 彼はこの世で最も幻想的な国へ旅立ってしまいました。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(3)』より引用
  • 無意識のうちにこうした研究状況を背中に感じながら、私はドイツ文学とはおよそ関係のないテーマをもって、南の国へ旅立ったのである。 小岸昭『スペインを追われたユダヤ人 ―マラーノの足跡を訪ねて』より引用
  • 不死の天上人が住むといわれる神の国へ旅立つように、老人たちのたましいは空へ吸いこまれていった。 香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常⑤』より引用
  • 遠い国へ旅立ってくれれば、だれにも迷惑をかけないだろう。 阿刀田高『箱の中』より引用
  • その夜、彼は悲哀と悔恨の思いを抱きつつ、ただ一人、永遠の未知の国へ旅立っていったのである。 ビアス『ビアス怪異譚(2)』より引用
  • 戦の陰が迫る中、竜の国へ旅立った船の様子を描き、最後の63号は「二つの川の物語」に戻って幕を閉じた。
  • レオンスは結婚を馬鹿にして、ヴァレリーオとともに南の国へ旅立つことを決める。
  • マコはお母さんとふたり公園で、マコは光の国へ旅立つこと、ずっとお母さんを見守っていくこと、だからもう悲しまないで欲しいことを話していた。
  • あたしは、王がもうよその国へ旅立ってしまわれたからには、ナルニアにふたたびもどられるとは思いません。 ルイス/瀬田貞二訳『(ナルニア国物語4) 銀のいす』より引用
  • で、意気揚々ようようとソファに飛び乗ったマユは、僕がバッグから着替きがえを取り出している間に夢の国へ旅立っていた。 入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 01 幸せの背景は不幸』より引用
  • そして、王子が最後に剣で咽喉を貫く直前の言伝には、「悲劇を理会しあった過ぎし時代への記憶に殉じ、もはや悲劇的な死を死にえなくなった時代に矜りたかく別れを告げて黄泉の国へ旅立っていった者の声がきかれる」と田坂は述べている。
  • さらに十四年ののち、まんぼう先生と二人でアタオコロイノナの国へ旅立つことになろうとは、想像もしなかったが、前後四十余年の間に、特殊潜航艇の勇士はもとより、竹内節先生も三島由紀夫さんも、お手本にされた流行作家もみんな故人になった。 阿川弘之『南蛮阿房列車』より引用
  • しかしすでにメリザンドは黄泉の国へ旅立つ際であり、「許さなければないようなことは、思い浮かばない」などと受け答えは要領を得ない。
  • 北欧ではオーロラにより死者の世界と生者の世界が結びついている、と信じている人が未だにおり、またエスキモーの伝説では、生前の行いが良かった人は死後、オーロラの国へ旅立つということになっている。
  • オウルの手引きで飛べるようになり、南の国へ旅立つ。