図図しい

全て 形容詞
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  • しかし一度女の体を知った男というものは、こうまで図図しくなるものか。 外村繁『澪標』より引用
  • また、恥をなくすと人間は、却って変に図図しくなるものだったのである。 大佛次郎『赤穂浪士(下) 〓あり』より引用
  • 口だけは素直そうだが、かなり図図しい性格のようだ。 泡坂妻夫『亜愛一郎の逃亡 (亜愛一郎シリーズ3)』より引用
  • それはOは図図しいから懲りてもいいだろうという意味も交った。 室生犀星『或る少女の死まで』より引用
  • アケミは付き合うほど図図しくなり小遣いの値上げを要求したこともある。 泡坂妻夫『斜光』より引用
  • ものの二分も経つと私はよく馴らされた厚顔さに、その図図しい気持ちがすっかり自分の心を支配し出したことを感じた。 室生犀星『幼年時代』より引用
  • 図図しい女性なら別だろうが、弥宵の性格はその反対だった。 泡坂妻夫『斜光』より引用
  • それがいかにも図図しいゴロツキ肌な、厭味たっぷりなものであった。 室生犀星『或る少女の死まで』より引用
  • 幾時間も一しょに坐っているうちに、彼は実にたくみに話しかけては対手の心をだんだんに柔らげると、いつの間にか手を握るところまで、図図しく衝き込んでゆくのが癖であった。 室生犀星『性に眼覚める頃』より引用
  • そして、幾時間も一しょに坐っているうちに、彼は実にたくみに話しかけては対手の心をだんだんに柔らげると、いつの間にか手を握るところまで、図図しく衝き込んでゆくのが癖であった。 室生犀星『性に眼覚める頃』より引用
  • 明らかに、Oは持前の図図しいような目つきで、私とならんでいる女のことを、なにか囁いているらしかった。 室生犀星『或る少女の死まで』より引用
  • 私は自分でも、だんだん目が据わってゆくのや、荒い図図しい、ときには狡猾な光を帯びるのがよく分って行った。 室生犀星『或る少女の死まで』より引用
  • さよは図図しくなって、なにかおもしろいものはないかときょろきょろしながら歩いたが、町はさほどさよをおもしろがらせるものもないままに武家町に変った。 藤沢周平『日暮れ竹河岸』より引用
  • 私の図図ずうずうしいとも言える頼みに、人体交換屋は嫌な表情一つ見せず、手元のナースコールで先刻の看護師と連絡を取り、ピンク色の液体が入った紙コップを、汗にまみれた私に手渡してくれた。 西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』より引用
  • ハイカラなくせに、ちょっと図図しいの。 横光利一『旅愁』より引用
  • 無数のちりめん皺を寄せ、老けに縮んだ面貌を、陽にさらし乍ら、これは、あまりにも、図図しいうそぶきではないか。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫4) 忍者からす』より引用
  • そうなると海方が図図しい。 泡坂妻夫『毒薬の輪舞』より引用