回想談

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  • こっちの回想談はだれも聞いてくれない。 星新一『なりそこない王子』より引用
  • しかし、私にとって印象的なエピソードは、小学校の旧師である内尾政玄の回想談である。 草柳大蔵『特攻の思想 大西瀧治郎伝』より引用
  • 三十年前の当時、無理にも回想談をお願いしご迷惑をおかけした人びとを、改めて記しておきたい。 半藤一利『日本のいちばん長い日』より引用
  • どこやら浪花節めかぬでもない彼の回想談にはしかし、いったんことある場合の、百姓の一心こめた祈念と闘志のようなものがこめられていて、わたくしは心うたれて聴いたのであった。 石牟礼道子『苦海浄土』より引用
  • 当時の室積小学校長柳川陽明の回想談にこういうのが残っている。 豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』より引用
  • たとえば、もし僕がストリックランドを知る程度に、あのエル・グレコを親しく知っていた人間がいるとすれば、その回想談を引き出すためには、たとえ千万金といえども、惜しいとは思わないだろうではないか。 モーム/中野好夫訳『月と六ペンス』より引用
  • 明治になってから慶喜は回想談のなかで、直弼を評して「才略には乏しいけれども、決断には富んでいた」といったという。 半藤一利『幕末辰五郎伝』より引用
  • 浦野は口笛でも吹きたい気分で、駅までの曲りくねった道をのんびりと歩いたが、その夜の三原の楽しそうな回想談をふっと思い出した途端、と、浮揚していた気分がたちまち意気地なくしぼんでしまった。 塩田丸男『天からやって来た猫』より引用
  • ほとんどわたしは、二人のあいだにはさまって腰をおろしたまま、その昔話を、とりわけ、老優の劇壇での回想談に、うっとりと聞きほれていたのです。 クイーン/田村隆一訳『Zの悲劇』より引用
  • 職場での失敗談、大学時代の回想談、人様の恋愛談、それらを順ぐりに展開していくうち、あっという間に時は過ぎていく。 万城目学『ホルモー六景』より引用
  • 慶喜は明治三十五年六月、公爵を授けられ、晩年は渋沢栄一編纂の『徳川慶喜公伝』の史料座談会である昔夢会せきむかいに出席して、『昔夢会筆記』という回想談を遺している。 綱淵謙錠『幕末風塵録』より引用