回想してみる

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  • 今から回想してみるとそのころの世界はまるで夢のようであった。 徳田秋声『縮図』より引用
  • あたしはいまここに、あののろわしい夜のことを回想してみることにしよう。 横溝正史『金田一耕助ファイル14 七つの仮面』より引用
  • あのときの情景を回想してみて、金田一耕助はそう断定せざるをえなかった。 横溝正史『金田一耕助ファイル19 悪霊島 下』より引用
  • 我々でも、なんかさう言ふ感じを、この子供の遊びを回想してみると感じる訣です。 折口信夫『国語と民俗学』より引用
  • 後に回想してみて、彼はこの前後の自分の心理を、どうしても納得出来ないもののように思うのだった。 山田風太郎『自選恐怖小説集 跫音』より引用
  • 昨夜のことが夢のようにかすんでゆくのを、っかけるようにして心のうちに回想してみた。 豊島与志雄『恩人』より引用
  • すっかり忘れていたが、回想してみると、そうなってしまう。 星新一『きまぐれ遊歩道』より引用
  • 回想してみると、わたしはこれまで、悪事悪徳の限りをつくしてきた。 星新一『ちぐはぐな部品』より引用
  • 吾々は純粋種の味を時々回想してみる必要がある。 夢野久作『探偵小説の真使命』より引用
  • 横になったまま、これまたぼんやりと回想してみる。 奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel NormalEnd 櫻の夢』より引用
  • じっくり回想してみても、枝織と蔭山は首を横に振るしかなかった。 柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』より引用
  • 私のかういふ出鱈目さ加減は、次のやうな出来事を回想してみると尚よく分る。 坂口安吾『分裂的な感想』より引用
  • さて、これは余談だが、戦争中の少年が回想してみると、少年は戦争に素人であった。 秋山駿『人生の検証』より引用
  • 今から回想してみると、ほぼ昭和七年頃から、この国でも危機、不安の問題が大きく取り上げられた一時期があった。 中野好夫/安野光雅編『悪人礼賛 ―中野好夫エッセイ集』より引用
  • そこで、父親たる私の両腕に抱かれていたころのごく小さな彼はどういう者であったか、また彼はいかなる情況のもとで世に生まれ出ることを求めたかを、ここに回想してみたいのである。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 私は二日振でようよう自分の家の寝床の上に身を横えながら、もう一遍昨日からの出来事を回想してみた。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 初恋の相手は小学校時代の先生で、回想してみると生まれてこの方好きになった相手が全て女性だったことに気づいて愕然とするシーンもある。
  • 彼は念を押すように、幾たびも同じことを回想してみた。 山本周五郎『さぶ』より引用
  • 後になって回想してみると、たとえば海軍が陸軍に対して開戦反対を貫けなかったのも、心理的には私の経験のような次元の低いことであったのかもしれないとも思う。 五味川純平『御前会議』より引用
  • 鴎外を語るといつても、個人的接触のごとき事実は殆ど無く、これを回想してみるよすがもない。 蒲原有明『鴎外を語る』より引用
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