四方を眺め

29 の用例 (0.00 秒)
  • ガラッ八は何心なくそんな事を言って、気がさしたものか四方を眺めました。 野村胡堂『銭形平次捕物控 05』より引用
  • 自分は四方を眺めながら、何とはなしに天神川の鉄橋を渡ったのである。 伊藤左千夫『水害雑録』より引用
  • それを見て彼は心がおちつき、穴から頭を出して四方を眺めた。 ユゴー・ヴィクトル『死刑囚最後の日』より引用
  • 女の子は大きな瞳を見開くと、周囲に首を巡らせて静かな辻の四方を眺めた。 坂東眞砂子『蛇鏡』より引用
  • 二人は、声がしたらしいと考えた場所へ近づくと、歩みを止めて、四方を眺めた。 直木三十五『南国太平記』より引用
  • 自分は四方を眺めながら、何とはなしに天神川の鐵橋を渡つたのである。 伊藤左千夫『水害雑録』より引用
  • そこから村の四方を眺められるなんて胸が躍る。 帚木蓬生『受精』より引用
  • そこで私は、今この情熱的な文句を歌った男を見ようと、四方を眺めていると、そのとき私の前に、その声の持主が現われたのである。 佐藤正彰訳『千一夜物語 07』より引用
  • 新十郎はしばし現場のアズマヤにたたずんで四方を眺めた。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • ユースタスは子供達をそこへ連れて行って、彼等に、四方を眺めて、われわれの住む美しい世界がどんなに広く一目ひとめで見渡せるか、まあ見るがいいと言った。 三宅幾三郎『ワンダ・ブック——少年・少女のために——』より引用
  • これを突破し滝の上流に出て小川を上り、またスズ竹の中をラッセルして兵庫立山の頂上に午後一時過ぎに着いて、一番高そうなところの木に登って四方を眺めたときは、今までの苦しみは一掃されてしまいました。 加藤文太郎『単独行』より引用
  • オコシップは沼縁に立って四方を眺め回した。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • 千駄谷まで行ってお富士さんへ上って四方を眺めている中に、たまたま、武兵衛の家から、子供の手をひいて帰って行く五兵衛、つまり文治郎をみつけた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 04 山茶花(さざんか)は見た』より引用
  • やがて、頬をかがやかせて、双眼鏡で四方を眺めている少年を見ながら、川路は、少年を連れて上って来たボーイに訊いた。 山田風太郎『明治断頭台 山田風太郎明治小説全集7』より引用
  • ゴリラを夜道に迷わせないためには、Windowsから四方を眺めさせるのが最短距離である。 富田倫生『青空のリスタート』より引用
  • 右源太は刀を前へかくして、四方を眺めた。 直木三十五『三人の相馬大作』より引用
  • でまあそれをゆっくりと喰いまして四面皆雪という雪中に坐り込んで四方を眺めて居ると何となく愉快というだけで、誰もが居らずただジーッと独りで考え込んで居るだけでこれからどちらへ出掛けたらよいのかさっぱり見当が付かない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • また、佐波川に隣接する天神山の北西にある白坂公園の説明板では、前述の説に加えて、神功皇后が桑山に登って四方を眺めていた時に発した言葉に由来するという伝説が仁井令八幡宮縁起に書かれていることや、この川では多く獲れる鯖が周防国の特産品になっていたことなども由来のひとつとして紹介されている。
  • 私は手摺てすりにつかまつて四方を眺めた。 村松友視『上海ララバイ』より引用
  • モンリョンは南原随一の観望所といわれる城に登って四方を眺め、その絶景に感嘆していた。 呉善花『恋のすれちがい』より引用
  • 次へ »