四分五裂の状態

11 の用例 (0.00 秒)
  • 英米は独仏の国境に達して一時足ぶみしているというが、フランス領内にいた独軍の主力が四分五裂の状態に陥ったらしいことから考えれば、ドイツ軍の抵抗力はあまりあてに出来ぬとも考えられる。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • 会社は四分五裂の状態に陥っていたが、私はもうそこに情熱を失っていて、どうやら原稿が千枚に近づくと、こっそり辞表を用意した。 半村良『聖母伝説』より引用
  • クロムウェルの息子リチャード・クロムウェルは四分五裂の状態にあった国論をまとめきれず引退し、共和政を続けようとするランプ議会と国王復帰を願う勢力が短くも激しく対立した。
  • さらにこの間、旧労農党に参加していた水谷長三郎らの右派や鈴木茂三郎らの労農派は新党準備会とは距離をとり、別党の形成に進んでいったため、旧労農党勢力は四分五裂の状態になっていた。
  • 合算すれば最大勢力になる自由民主党の議員は、組織合同がうまく進まず、議会内会派としては四分五裂の状態にあった。
  • その戦士が最前線まで血路を開くと、その背後で、四分五裂の状態にあったヘリウム兵たちは態勢を立てなおした。 バローズ『火星シリーズ03 火星の大元帥カーター』より引用
  • 日下部の運動は成功して、密勅は水戸に降下するのですが、そのために水戸藩はてんやわんやの騒ぎになり、藩中ついに四分五裂の状態となってしまいました。 海音寺潮五郎『寺田屋騒動』より引用
  • だが、この六月に老人が富士山麓で怪死をとげて以来、日本の地下帝国は統一どころか四分五裂の状態である。 田中芳樹『創竜伝 第04巻』より引用
  • フランコ側は3月に内戦の最終的勝利を目指してマドリードに進撃を開始、それに対して共和国派は徹底抗戦を目指す共産党と、もはや戦意を喪失したアナーキストの内紛が発生するなど四分五裂の状態に陥って瓦解した。
  • 当時、ネパール共産党は四分五裂の状態にあり、ネパール会議派の最高指導者・ガネシュ・マン・シンが音頭をとって、共産党系各派に共闘を呼びかけた。
  • 長尾家が乱脈におちいって、越後の地が四分五裂の状態となっていた時、彼は少年謙信の大器を見ぬいて、これをもり立て、越後を統一させ、更に関東管領上杉家から、その苗字と職権をゆずり受けさせて、大上杉氏に仕立て上げたのだ。 海音寺潮五郎『史談と史論(下)』より引用