囁き

全て 動詞 名詞
3,079 の用例 (0.02 秒)
  • 決して見てはならぬものを、つい悪魔の囁きにのせられて見てしまった。 渡辺淳一『シャトウ ルージュ』より引用
  • 悪魔の囁きというのは、多分ああしたことを指すのではありますまいか。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』より引用
  • 今私の胸のうちにひそかに囁きつつ遠い空から下りて来るものがある。 豊島与志雄『蠱惑』より引用
  • それからのささやきは、すこし離れて見ている清十郎の耳には聞えなかった。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 身体の内側から囁きかけてくる声を、自分の大声でさえぎったつもりだった。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • これもさっきの囁きと同じように物静かで、同じように意味がなかった。 ヴォクト/能島武文訳『宇宙船ビーグル号の冒険』より引用
  • そうして自分の声を墓場の向うから聞えてくる囁きのようだと思った。 ジェイムズ・ブリッシュ『01 宇宙大作戦 No1』より引用
  • そのことを言うと、京子はテーブルごしに口に手をあててささやきかけて来た。 半村良『およね平吉時穴道行』より引用
  • が、異常に緊張している十二人の耳は、小助の囁きをきき落さなかった。 菊池寛『乱世』より引用
  • 不思議なもので、どんなに低い囁き声でも、自分の名前は耳に入って来る。 赤川次郎『やさしい季節 上』より引用
  • この娘らしい人物の発見に、低い好奇の囁き声が礼拝堂をかけめぐった。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 周囲の捜査官のだれもが聞きのがしたような低いささやき声であった。 森村誠一『新幹線殺人事件』より引用
  • セルジュ・ゲンズブールの、地獄じごくからささやきかけるような声が流れていた。 藤田宜永『野望のラビリンス』より引用
  • 私は今は逆にこの悪魔の囁きを窓口のあたりで一人、呟くことにしている。 遠藤周作『ぐうたら人間学』より引用
  • その囁き声と声の主がそばにいることが、彼の心の助けになった。 勝目梓『女王蜂の身代金』より引用
  • 私の背に向けて投げかけられた山岡の声に、三人連れは何かを囁き合った。 村松友視『七人のトーゴー』より引用
  • 葉は葉と囁き枝は枝と揺れ幹と幹とは擦れ合って化鳥のような声を上げる。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • 二人で囁きあっているのが眼に入ったのか、吉村が声を掛けてきた。 山藍紫姫子『色闇』より引用
  • 囁き声で言うと、僕の穿いているジーンズのジッパーに手をかけてきた。 花村萬月『幸荘物語』より引用
  • もっと早く、もっと迅速にこの塔を登り詰めろと囁き声が聞こえてくる。 雨木シュウスケ『聖戦のレギオスⅠ 眠りなき墓標群』より引用
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