噛みしめる

全て 動詞
476 の用例 (0.00 秒)
  • 最後の疑問の答えをみしめでもするかのように、萩生は沈黙に落ちた。 菊地秀行『妖戦地帯3 淫闘篇』より引用
  • その時の光景が瞼に浮んだようで、お信は遠い目になり唇を噛みしめた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 27 横浜慕情』より引用
  • 結局、本人が一人で、胸の奥底で噛みしめていくのほかはないのである。 源氏鶏太『停年退職』より引用
  • 唇を噛みしめるようにして、良江が帰ってから、源三郎が東吾を眺めた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 15 恋文心中』より引用
  • 栄二はその言葉をみしめるようにしていて、やがて静かに頭を垂れた。 山本周五郎『さぶ』より引用
  • 屈辱感をみしめながら、我慢をし通した場合も尠くなかったであろう。 高井有一『立原正秋』より引用
  • そう考えて、奥歯を噛みしめたとき、ふと三斎の声が、彼の心を引いた。 三上於菟吉『雪之丞変化』より引用
  • そんな思いをみしめながら、一歩一歩、帰りの道を踏みしめていった。 森絵都『DIVE!! 下 (RubyMate変換)』より引用
  • スローモーションの世界の中で、一言一言みしめながら少年は言った。 大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』より引用
  • 自己満足した批評と作品を除いては相互に苛立たしい思いを噛みしめている。 吉本隆明『悲劇の解読』より引用
  • だからどうというわけでもないのだが、彼は屈辱感をみしめていた。 小林信彦『夢の砦』より引用
  • 噛みしめた唇が青ざめていて、あたしを見る目が助けを求めているようで。 野村美月『文学少女シリーズ09 “文学少女”と恋する挿話集1』より引用
  • お多加はなにかいいかけたが、唇を噛みしめるようにして突っ立っている。 平岩弓枝『御宿かわせみ 16 八丁堀の湯屋』より引用
  • 普段はおかずの量が多いため、純粋の米の味を噛みしめることがないのだ。 横尾忠則『わが坐禅修行記』より引用
  • 今夜はこれで何度めになるか、男はまたその言葉を胸のなかでみしめていた。 山田正紀『少女と武者人形』より引用
  • ふたりの男が事態の皮肉さを噛みしめているあいだ、沈黙があたりに流れた。 クラーク『渇きの海』より引用
  • この言葉はさすがに私を傷つけたけれど、私は黙ってタンをみしめる。 林真理子『ピンクのチョコレート』より引用
  • 屈辱の怒りを噛みしめて楽屋に戻った阿国の前に、その声の主が現れた。
  • 賢三は暫く黙っていたが、やがて一言一言を噛みしめながら語り始めた。 大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』より引用
  • 竹鶴はイネス工場長の下でその意味をじっくりみしめることができた。 川又一英『ヒゲのウヰスキー誕生す』より引用
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