嘗める

全て 動詞
163 の用例 (0.01 秒)
  • それからこの薬は一滴程めておくと一週間眠り続ける事が出来る薬だ。 夢野久作『白髪小僧』より引用
  • その為に、この頃誰よりも辛い思ひを嘗めさせられるのは彼の妻だつた。 牧野信一『F村での春』より引用
  • 少年は心に感じ得る限りの苦しみを想像の中で嘗めていたのだから。 きだ・みのる『道徳を否む者』より引用
  • またそれをめてみるのが私にとってなんともいえない享楽だったのだ。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • いざ寝床に入ったところ、娘は若者の頭から足先まで全身を嘗め始めた。
  • 俺たちは多分、互いの傷を嘗め合う野良猫のようなものだったのだろう。 九里史生『SAO Web 外伝06 01』より引用
  • そして私などは、その点ではポーのつめあかめる資格さえありません。 高木彬光『幽霊西へ行く』より引用
  • と、鏡右衛門はさらに一度叫んでから、藤吾の表情をめるように見た。 城山三郎『逃亡者』より引用
  • それにまたこの死は瞬間的なもので、長い苦しみを彼らは嘗めないですんだ。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』より引用
  • 頭から何本もの線を出している白猫はペロペロとメロンを嘗め続けている。 西風隆介『神の系譜Ⅰ 竜の封印』より引用
  • お冬はうなずいて眺めていたが、やがてその刀の血をめさせてくれと言った。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • められた客であるとしても、これほどの嘗められ方があるだろうか。 山口瞳『人殺し(下)』より引用
  • 言われるままにその男の尻をほじって嘗めたところ、甘い柿の味がした。
  • 丸吉は豚に真珠をめさせるような気で、それを眺めていたに違いない。 野村胡堂『銭形平次捕物控 10』より引用
  • 具合の良いときは、めるように可愛がるのに、突然手を上げたりする。 畠中恵『ねこのばば』より引用
  • しかし兄さんの恐ろしさを自分の舌でめてみることはとてもできません。 夏目漱石『行人』より引用
  • これは対州の警察が嘗めさせられた苦い経験から割出した最後手段だ。 夢野久作『爆弾太平記』より引用
  • 私を初め姉妹たちは父が甘いので嘗めていたが、父を尊敬していた。 倉田百三『光り合ういのち』より引用
  • 一つの蛾が朱筆の穂のような火先ほさきに、素早く嘗められて畳の上へ落ちた。 国枝史郎『仇討姉妹笠』より引用
  • またそれを嘗めて見るのが私にとって何ともいえない享楽だったのだ。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
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