嗄れる

全て 動詞
29 の用例 (0.00 秒)
  • しわがれ声でなにか叫びだしたが、なにを言っているかは、わからなかった。 モーム/中野好夫訳『月と六ペンス』より引用
  • 何者かの心理攻撃だというのは、嗄れ声を待つまでもなくわかっている。 菊地秀行『吸血鬼ハンター17a D-白魔山 上』より引用
  • どこか男の子のやうで、少ししやれたやうな声も大人のやうに太かつた。 徳田秋声『チビの魂』より引用
  • サッカー部の連中の声が常にしわがれがちなのは、確実かくじつにそれが原因であった。 竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 03巻 仮面舞踏会』より引用
  • 彼の、老人のようなしゃがれ声は、人に無条件で安心感を与えるからである。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第06巻』より引用
  • その声は荒々しくしわがれていて、二人の女は男の声をきいたような気がした。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 女の少しれた声は、朝の澄んだ空気にバイオリンのように響いている。 奥田英朗『邪魔』より引用
  • それが消えると闇の中に聞えるのはただ地虫の長いしわがれた声だけである。 遠藤周作『沈黙』より引用
  • いまの嗄れ声の質問は、その辺から放たれたような気がしたのである。 菊地秀行『吸血鬼ハンター10a D-双影の騎士1』より引用
  • 年増としまのようにしわがれた喉をひびかせたその女は、まだ十七、八の娘だった。 藤沢周平『又蔵の火』より引用
  • 儀式を続けるしゃがれた男の声が、ひどく遠くから聞こえてくるような気がした。 水野良『ロードス島戦記 7 ロードスの聖騎士(下)』より引用
  • 好きなのだから仕様がないというしわがれたつぶやきが、私の思想の全部であった。 太宰治『ダス・ゲマイネ』より引用
  • 耳の奥で、エコーがかかり、しわがれて金属のような音になった声が囁いた。 柴田よしき『好きよ』より引用
  • そして、水が落ちてこないうちに、珍しくしやがれ声で知らせにくるのだった。 吉行理恵『小さな貴婦人』より引用
  • 目も見えないくらいになっているし、裁判のために声も嗄れている。 マン/佐藤晃一訳『トーマス・マン短編集2』より引用
  • その寸前、二人はDの腰のあたりから幻聴とは思えないしゃがれれ声を聞いた。 菊地秀行『吸血鬼ハンター別巻01 D-昏い夜想曲』より引用
  • 渡邊教授は、宙の一点を見つめながら、別人のようなしわがれた声で言った。 貴志祐介『天使の囀り』より引用
  • 嗄れ声のすぐそばにいる仲間が、相手の体を眺めなおしたようだった。 半村良『赤い酒場』より引用
  • 何度かに一度は中に入ってきて、嗄れた声で玄児に語りかけることもあった。 綾辻行人『暗黒館の殺人(下)』より引用
  • そんな場合のいつものように、彼女のいまの声もすこししゃがれていた。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
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嗄れる の使われ方