喰屋
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名詞
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世人一と口に、彼を目して初代春団治と云つてゐるが、初代ではない、二代目である。初代春団治は故春団治の兄弟子で、志々喰屋橋圭春亭席元となつた仁。今日、二代目を初代と云ふは、一に二代目の盛名が一代を圧したからに他ならない。
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それは、文我が、我都の芸質をみきわめて、文団治のもとで本格的修業をさせたいという気持ちもあったが、臆病なくせに鼻柱がつよく、お調子者で、むちゃくちゃな我都をもてあましたためでもあった。翌年、我都は志々喰屋橋に、寄席圭春亭を経営した兄弟子の名をもらって、二代目桂春団治になったが、博奕ですってんてんになっては、文団治のところへ金をもらいにくる。あそびにいっては居つづけをして、付き馬をつれては、席亭のところへ金を借りにくるという生活がつづいた。
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