喜多公

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  • では、何故喜多公はその夜の行動を明らかに説明しなかったか? 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 健助は瞬間どきりとしたが、その気持を隠さずに喜多公の顔を見詰めた。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 然し二三日後、喜多公がやっと口を開いた時には、こんな意外な陳述ちんじゅつがされていた。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 残された喜多公はお由の死んだ夜の行動について、何んと思ったか一言も口を利か無かったのだ。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • しかし二時間ほどすると、エレキの喜多公だけを残して、他の一同は警察から帰されることになった。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • が、喜多公はそんな事に頓着とんちゃくなく、技手が当番の事を承諾すると、風の様に外へ飛び出して行った。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • して見れば時間の点からいって、喜多公は親分の方より嫌疑が薄くなる訳で、一先ひとまず彼も釈放されることになった。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 然し喜多公の顔は緊張しきって蒼白まっさおだった。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 土岐は起きようともせずに、昨夜ゆうべの生きている儘に死んでいたお由の美しい屍体を思い描いて、喜多公の残して行った言葉を不思議に思った。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 二人の過去を洗って見ると、土岐の方は変電所から開閉所かいへいしょへとコツコツ転任されて歩いたほか、これと言って変化の無い単調な過去しか持っていないに反して、喜多公の方はいろいろな電気工生活をやって来ている。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 一方山名国太郎の失踪については、喜多公を変電所へ張って行った刑事から、偶然ぐうぜん手懸りがついた。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • しかし、お由はおろか喜多公も家にはいないらしいんで、それでは他所よそで密会をしていやあがるんだと思い、白鬚橋を橋場の方へ戻って来ました。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 土岐は其処に喜多公こと田中技手補が柔かいものをだらしなく着て、棒のように突っ立っているのを見出すと、渋い眼を無理に開けるようにして声を掛けた。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • では、お由殺しの犯人は土岐健助か、それとも喜多公か? 海野十三『白蛇の死』より引用
  • 土岐技手が其の夜国太郎にもらした言葉では、喜多公こと田中技手補はたしかにその頃は変電所に勤務中ではなかったのか? 海野十三『白蛇の死』より引用
  • ようは、今しがたの停電は二人の男が変電所の一千ヴォルトの電極に触れて感電死したことによるもので、二人共全身黒焼けとなり一見いずれが誰と識別しきべつし難いが、一人は勤務中であった技手土岐健助、一人は喜多公こと田中技手補である事に相違ない。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • で、犯人が喜多公とすれば、親分とお由を張り合った結果、お由が思う様にならないので、あの夜自分が非番であるにも係わらず、忍んで行って、犯行の後、巧みに千往遊廓ゆうかくへ現われたとも考えられた。 海野十三『白蛇の死』より引用
  • というのは、恋女房のひつぎの横に坐って始終腕組みをしていた吉蔵親分が、つと焼香に立った喜多公を見て、悲痛な言葉を浴びせたに始まる。 海野十三『白蛇の死』より引用