喉から手が出る
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名詞
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ここに兄の保険金が一億円入れば、急場をしのげるところであった。次男にしてみれば、喉から手が出るほど欲しい保険金であったであろう。捜査本部は高見次男の区議会議員という身分や、政界との結びつきを考慮して、任意出頭を要請する前に、事情を聴くことにした。
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儲け話には異様に鼻が利く。喉から手が出るほど箱が欲しい人は、この世にいくらでも存在するんだから。ステファン・ファンバレンは信頼するに足る人物だけれど、それ以前に彼は商人だ。
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二人に会いたいという思いが増せば増すほど、翼の気持ちは一歩も動けない現状に焦るばかりであった。今はどんな事でもよいから二人に関する情報が喉から手が出る程に欲しかった。その可能性を一番秘めているのは父、輝彦である。
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おまえはよく知らんだろうが、このところ、ヤクザ同士の抗争が激しくなっているんだ。抗争に関わっている連中なら、喉から手が出る程、武器を欲しいはずだ。
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それに、宝くじのことなんかぼくはてんで知りませんでした。でも、ぼくはあの机を喉から手が出るほど欲しくてたまりませんでした。それでずっと前から八方手をつくして捜していたんです。
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イギリスがスーダンを奪ったときも、最初から奪うつもりじゃなかったんでしょう?イギリスは人の少ない土地を喉から手が出るほど欲しがっています。開発するためにね。
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昨日締め切りの題材がまだみつかっていないのだ。自分でも現金だとは思うのだが、いいネタ話は喉から手が出るほど欲しい。
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ただし、喉から手が出るほど欲しいというものには決して与えてはならないのだ。ペールゼン侯爵が自分だけの利得を考えるのではなく、その野心をもっと大きな方向へ向ける政治家だったなら、男は喜んで飾り人形でいただろう。
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何の引っ掛かりもなく水滴が流れ落ちていく。女性が喉から手が出るほど欲しがる肌とは、こういうものなのかもしれない。細かい傷だらけの自分の肌と見比べ、真九郎は苦笑を浮かべた。
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すでに一度命を救われた。喉から手が出るほど強力な味方が欲しいと思っていた。
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言うまでもなく、教会がその密輸に一枚噛んでいた時。そして、この町の教会は喉から手が出るほど金を欲しがっていた。石像の売買よりも儲かるだろう塩の密輸をするのにためらいはなかっただろう。
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もちろん、ヴァユラの殆どは貧しい。極貧と言って過言ではないから、金は、喉から手が出るほど欲しいだろう。ヴァユラが、金を必要とするのは欲からではない、それで、一人でも多くの病人や餓死者を救えるからなのだ。
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外交の要諦というか基本は、なるたけ自分を高く売り込むことにあるんだ。この場合、喉から手が出るほど同盟を望んでいても、それを悟られたらいけない。かえって相手の方から、『ぜひ同盟をお願いしたい』と頭を下げさせるのが理想だ。
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信濃屋五兵衛は自分の商売が拡がるにつれ、材木の保管場所に悩んでいた。たかだか三十坪の空地でも五兵衛にとっては喉から手が出るほどほしいのだろう。そのために、五兵衛は深川の料理茶屋「宝来屋」で一席設け、伊三次と不破、それに門前仲町の岡っ引き、増蔵を招待しているのだ。
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あれ買ってこれ買ってと言って親を困らせたこともなかったし、お年玉なんかを貰っても使い道が思いつかなくて、知らない間に通帳にお金が溜まってしまうタイプだった。そんな私でも過去ひとつだけ、喉から手が出るほど欲しかったものがある。
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誰だって幸せになりたい。だから、もしその方法があるのなら、喉から手が出るほど欲しい、知りたい。綾瀬一子は、それを少女たちに与えたということなのか。
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関東軍としては戦略兵団の増派は喉から手が出るほど欲しかったのである。けれども、それを要求するのは「如何にも不快」であったという。
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