唱歌のよう

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  • 私はこのうたが好きで、毎日この室生むろうさんのうたを唱歌のようにうたう。 林芙美子『生活』より引用
  • これもおそらく多くの現代人にはあまりに消極的な唱歌のように思われるかもしれない。 寺田寅彦『雑記(Ⅰ)』より引用
  • かつて聞いた事のない唱歌のような読経どきょうのような、ゆるやかな旋律リズムが聞こえているが何をしているか外からは見えない。 寺田寅彦『高原』より引用
  • 歌はいつも、朝子の知らない曲ばかりで、感じとしては、ひと昔前の女学生唱歌のようであった。 山本道子『ベティさんの庭』より引用
  • それまで意味も内容もかんがえる必要のない、唱歌のようなものとして百人一首の歌をよんだりきいたりしていたが、ことばがつかわれ、文字に書かれたものだから、なるほど意味があるわけだと、いまさらのようにおもった。 久保田正文『百人一首の世界』より引用
  • 松井は首を少し傾げて両手で手拍子を取りながら情感を込めて歌っていたが、当時、広島で実際に公演を見た藤浦は後にレコードを聞いて「女学校の唱歌のよう」であったと評している。
  • 父は子に、祖父は孫に、あの戦争の話をあまりしたがらないのがここ数十年来日本の家庭一般の風潮だったが、明治の小学唱歌のように、吹雪の晩囲炉裏ばたで父親が、「過ぎしいくさの手柄を語る」というところがもう少しあってよさそうな気がする。 阿川弘之『私記キスカ撤退』より引用
  • 赤ん坊のかわいいのを見るような感じで、小学唱歌のような歌をうたっているのを、お利巧さんお利巧さんというところである。 田辺聖子『イブのおくれ毛 Ⅰ』より引用
  • と、唱歌のように、声をそろえて、どなった。 吉川英治『平将門』より引用
  • 「大きいどんぐり、ちいちゃいどんぐり、みいんな利口などんぐりちゃん」と出たらめの唱歌のようなものを歌って飛び飛びしながらまた拾い始める。 寺田寅彦『どんぐり』より引用