唯唯

全て 副詞 名詞
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  • ただ権平は唯唯いいとして藩命にしたがい、屋敷を移り、兵具方に出仕するようになった。 藤沢周平『秘太刀馬の骨』より引用
  • 杵七は、ひと声かけられると酔っていたにもかかわらず唯唯諾諾いいだくだくと外に出て行ったそうです。 藤沢周平『秘太刀馬の骨』より引用
  • 摂政は唯唯諾諾いいだくだく、聖骨取戻しのためでさえあれば、開国ぐらい何でもあるまい! 服部之総『撥陵遠征隊』より引用
  • 唯唯作者の論理的頭脳づなうは残念にも余り雋鋭しゆんえいならず。 芥川竜之介『案頭の書』より引用
  • つまり富永氏が唯唯諾諾いいだくだくとして出掛けて行った理由は、相手がよほど信用の置ける人物であったか、あるいは絶対的に従わざるをえない相手であったか、またはその両方であったとしか考えられないのです。 内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』より引用
  • しかし秀吉の意向にすべて唯唯諾々と従う単純さが同輩、他人にいかに多くの災厄をもたらしてきたかを、まだ理解できていないようであった。 茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実-』より引用
  • そう思いながら、田鶴は夫の不機嫌には取り合わず、ただ言うことに唯唯いい諾諾としたがいながら、目も耳も外に向けていた。 藤沢周平『麦屋町昼下がり』より引用
  • しんそこからの怠け者を唯唯として養ふ程に女はまだ力もなく、又それ程に寛容ではない筈である。 森田たま『もめん随筆』より引用
  • これまで当綱は善政に対してつねに主導権をとりたがり、温和な性格の善政がそれに唯唯いいとしてしたがうのをみて満足してきた。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』より引用
  • そうは思うものの、突然に夜歩きをする兄の用心棒といった仕事に呼び出され、唯唯いいとして従った。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』より引用
  • が、なんと言っても最大の原因は、こういったまずいみそを「唯唯諾諾いいだくだく」と召し上がって恥じない消費者の舌にあります。 平野雅章『食物ことわざ事典』より引用
  • とても残酷だったから、三人の少年たちはそれぞれ彼女のちょっとした気まぐれに唯唯諾諾と従いながらも、ときどきズブレットを憎らしく思った。 エディングス『ベルガリアード物語1 予言の守護者』より引用
  • 彼は唯唯いいとして其の命に従った。 田中貢太郎『女仙』より引用
  • 時に小禽すでに終日日光に浴し、歌唄かばい跳躍して疲労をなし、唯唯ただただ甘美の睡眠中にあり。 宮沢賢治『二十六夜』より引用
  • 時に小禽、すでに終日日光に浴し、歌唄かばい跳躍して疲労をなし、唯唯甘美の睡眠中にあり。 宮沢賢治『二十六夜』より引用
  • 時に小禽すでに終日日光に浴し、歌唄かばい跳躍して疲労をなし、唯唯甘美の睡眠中にあり、汝等飛躍して之をつかむ。 宮沢賢治『二十六夜』より引用
  • 時に小禽すでに終日日光に浴し、歌唄跳躍かばいちょうやくして疲労をなし、唯唯甘美ただただかんび睡眠すいみん中にあり、汝等飛躍してこれをつかむ。 宮沢賢治『二十六夜』より引用
  • 例によって潟上かたがみ、沢根、雑太さわた、久知の本間氏は上杉勢に素早く恭順を誓い、景勝の命に唯唯いいとして服従して先鋒となり、川向うの羽茂軍を激しく攻め立てた。 隆慶一郎『一夢庵風流記』より引用
  • ベルリン陥落直前にあたる3日間をこの総統地下壕で過ごし、ヒトラー総統からグライム、ライチュともそれぞれ致死量の毒瓶を渡され、両人とも唯唯諾諾と受け取った。