唯一

全て 名詞
40,496 の用例 (0.03 秒)
  • お君が給仕としてこの室に入ることを許されている唯一の者であります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そうではなくして観念の決定者であるべき存在のみが唯一の存在である。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • 彼らが行った政策の唯一のことは、他に対する不協力ということである。 坂口安吾『戦後合格者』より引用
  • しかしながらこれが唯一ゆいいつの真であるかと云うのが問題なのであります。 夏目漱石『創作家の態度』より引用
  • 一年前までは唯一実在だの最高善だのと云う語に食傷しょくしょうしていたのだから。 芥川竜之介『青年と死』より引用
  • つまりこの病院へ五年間通い続けているわけで、私の唯一の先輩である。 外村繁『澪標』より引用
  • まことに演説こそは大衆運動三十余年間の私の唯一の闘争武器であった。 日本経済新聞社『私の履歴書』より引用
  • 岸本は唯一人の自分をその広い甲板に見つけるようなこともよくあった。 島崎藤村『新生』より引用
  • 生れてはじめての恋人だの、唯一の宝だの、それは一体なんのことです。 太宰治『女の決闘』より引用
  • 即ち快楽が行為の価値を定むる唯一の原則であるという主義と衝突する。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • で、この話を聞いた僕には、それが唯一の楽しい期待になっていたのだ。 大杉栄『獄中記』より引用
  • これらを利用する唯一の方法は、これらから政策を演繹することにある。 ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』より引用
  • まるでデイジーの反応が唯一無二ゆいいつむにの問題だと言わんばかりの口調だった。 フィッツジェラルド・フランシス・スコット『グレイト・ギャツビー』より引用
  • 実際此の種の目的論のみが生気論の唯一の根拠となることが出来るだろう。 戸坂潤『現代唯物論講話』より引用
  • あらゆる意味において、芸術家を唯一箇の人間として考えたいのである。 高村光太郎『緑色の太陽』より引用
  • 之こそ自然科学の方法の背景に持ち出されるべき唯一の世界観なのである。 戸坂潤『現代唯物論講話』より引用
  • そうして、それが、所謂いわゆる民衆の友になり得る唯一ゆいいつの道だと思ったのです。 太宰治『斜陽』より引用
  • あの人は千万人の美女の一人にすぎないのだし、君は唯一の女なのだから。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 窓もなければ風窓もなく、唯一の開き口はただ入り口の戸だけであった。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 夫が一般に民衆性の、又文化や文学の民衆性の、問題の唯一の意味なのだ。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
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