唖然

全て 名詞
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  • がそこへひと足入れたとたんに私を唖然たらしめた一人の将校があった。 ドストエフスキー/中村融訳『地下生活者の手記』より引用
  • それらのものはじゅうぶんすぎるほど子供のぼくを唖然あぜんとさせてくれた。 樋口有介『八月の舟』より引用
  • 受話器のうえに手をおいたまま、金田一耕助はしばらく唖然としていた。 横溝正史『扉の影の女 v0.9』より引用
  • あともう少しで三十歳になる二十九年間でもっとも唖然あぜんとしたといっていい。 姫野カオルコ『ドールハウス 処女三部作1』より引用
  • 結婚したばかりのわたしは唖然あぜんとして彼女の顔をながめたことだった。 米谷ふみ子『過越しの祭』より引用
  • 俺は間違いなく自分の意志とは無関係に動いた右手を唖然として見つめた。 万城目学『鴨川ホルモー』より引用
  • 私は唖然あぜんとしてしばらく箱の中をぼんやり見つめたままでいました。 原田宗典『旅の短篇集 秋冬』より引用
  • それを無視して雷装を重視する参謀連の科学性のなさに唖然としたのである。 中川靖造『海軍技術研究所』より引用
  • あとでは皆なは唖然としてあつけに取られてゐたに相違なかつた。 田山録弥『犬』より引用
  • 典型的な日本美人の五月と婚約したと聞いた周囲は唖然あぜんとしたものだった。 吉村達也『逆密室殺人事件』より引用
  • 従って、私は女の振舞を全く唖然とした気持で見ているより他はなかった。 外村繁『澪標』より引用
  • 秋場文作は唖然あぜんとして、十年前に何度かの交渉をもった女を見つめた。 松本清張『危険な斜面』より引用
  • ドアの外から聞こえて来た声は、常市を唖然あぜんとさせるに充分だった。 赤川次郎『天使に似た人』より引用
  • いきなり編集者の口から、その島の名が出たので星良は唖然あぜんとした。 森瑤子『アイランド』より引用
  • 至極当然といった口調で言われたため、大垣はしばらく唖然としていた。 筒井康隆『大いなる助走』より引用
  • 三人の兵士は何が起こったのかすぐ分らず、唖然あぜんとして立っていた。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 6 終焉の巻』より引用
  • 真剣に怒っている様子の麻衣を、広田は思わず唖然あぜんと見つめてしまった。 小野不由美『悪夢の棲む家 (上) 挿絵あり』より引用
  • 俺は唖然として、ぱたんと乾いた音を立てて閉じられたドアを見つめた。 万城目学『鴨川ホルモー』より引用
  • ぼくは唖然としてしまい、返事を口の中でもぐもぐやっているだけだった。 モーパッサン/榊原晃三訳『モーパッサン怪奇傑作集』より引用
  • 私はある情報提供者からこんな話を聞かされて、唖然としてしまった。 吾妻博勝『新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街』より引用
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