咽喉

全て 名詞
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  • 今度は二等航海士は、それがどうしたと言わんばかりに咽喉を鳴らした。 コンラッド/田中西二郎訳『青春・台風』より引用
  • 私の声は咽喉のどもとでかすれたが、私は言わなければならないことを言った。 福永武彦『海市』より引用
  • まるで言葉を発しようとする寸前に出現した異様な咽喉のど痙攣けいれんであった。 荒俣宏『帝都物語4』より引用
  • お高は、玉のようなものが上がって来て、咽喉のどが詰まるような気がした。 林不忘『巷説享保図絵』より引用
  • 芳太郎は咽喉のどの病気のために、二年間試験を受けることができなかつた。 徳田秋声『花が咲く』より引用
  • すべて、歌う前には動物性の油は咽喉によいが、植物性の油はよくない。 宮城道雄『声と食物』より引用
  • 咽喉へ送って消えてしまったあとでふとそれと気がつくような展開もある。 開高健『ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短篇小説』より引用
  • と思うと、知らぬ間に自分の咽喉のどから、ひとりでに大きな声が出て来た。 寺田寅彦『柿の種』より引用
  • 白石自身、咽喉から手が出るほど欲していた生活の安定ではなかったか。 杉本苑子『絵島疑獄(上)』より引用
  • そんなことをするぐらいなら、咽喉を切って死んだほうがましだった。 ハインライン『夏への扉』より引用
  • じっと見ていると咽喉のどもとまで言葉がこみ上げてくるような気がする。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • ちょうど鶏の咽喉のどでもしめられているかというような不愉快な声がした。 寺田寅彦『路傍の草』より引用
  • 吸入してねたが、さて徹夜の声を使ひ通しのあとは、大分咽喉いけない。 古川緑波『古川ロッパ昭和日記』より引用
  • 頬は燃え、咽喉は歌っているかのごとく震えているのが感じられた。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 少女はまたまたたきもせず、この男の方を見つめて、細い咽喉のどを合している。 夏目漱石『満韓ところどころ』より引用
  • 日は明かに女の頸筋くびすじに落ちて、かどだたぬ咽喉のどの方はほの白き影となる。 夏目漱石『野分』より引用
  • 同盟軍は帝国軍の咽喉のどに手をかけてしめあげている最中だった。 田中芳樹『銀河英雄伝説 05 風雲篇』より引用
  • こう云いながら彼は咽喉を指さしたが、成程、声が大変にかすれている。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • しかし、その声はまるで咽喉のどに魚の骨でもひっかかっているようであった。 横溝正史『金田一耕助ファイル07 夜歩く』より引用
  • ややあって、ようやく息をととのえたぼくは言葉を咽喉から押し出した。 ハインライン『夏への扉』より引用
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