咎める

全て 動詞
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  • 気がつくと道を行くひとがみなとがめるような眼つきでこちらを見ている。 石川淳『焼跡のイエス・処女懐胎 他』より引用
  • 岸の道は暮れかけていて、十太夫のすることを見咎める者はいなかった。 藤沢周平『隠し剣孤影抄』より引用
  • こんなときに、とがめるような目で見られなければいけないのはなぜだろう。 堀田あけみ『愛をする人』より引用
  • そして、表道を歩くのがどうやら気が咎める様で、裏路伝ひに家へ帰つた。 石川啄木『天鵞絨』より引用
  • 娘がちらりと咎めるような眼差しを向けたが、男は気にした様子もない。 三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』より引用
  • 自分をとがめる言葉が出なかったせいか音彦は救われたように汗を拭いた。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 5 東征の巻(下)』より引用
  • 人情紙の如くうすい奥さんもさすがに捨て犬は気がとがめるものと見える。 井上ひさし『ドン松五郎の生活』より引用
  • 彼は答えず、びっくりしたような、とがめるような目でメグレを見つめた。 シムノン/長島良三訳『メグレの打明け話』より引用
  • そこで王は、ベルが大量の食料を消費しているのを認めないのかと咎める。
  • 気が咎めるとは、そのうえにこちらから済まぬことをした場合に用いる。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • 女仙がとがめるように声をかけると、こちらに気づいた者がひざをついた。 小野不由美『十二国記 04 風の海 迷宮の岸(下)』より引用
  • しかし、誰がこの四国の医師の我田引水をとがめることができるだろうか。 松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』より引用
  • 「何よ、やーらしい笑いしちゃって」 俺の視線を、彼女が軽くとがめる。 浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る』より引用
  • 絶望させて置きながら、絶望しておれば、貴様等はまた、それで咎める。 宮本百合子『渋谷家の始祖』より引用
  • 女たちは疲労の滲む声で幾度となく、逃げる人を咎める言葉を口にする。 深草小夜子『悪魔の皇子 アストロッド・サーガ』より引用
  • それまで黙って聞いていた荻原が、ぼそりと杉田を咎めるように言った。 三雲岳斗『少女ノイズ (光文社単行本)』より引用
  • ふふふ、と笑う黒雪姫クロユキヒメに、楓子フウコが少しだけとがめるような笑顔を浮かべた。 川原礫『アクセル・ワールド 05 -星影の浮き橋-』より引用
  • 偶然の戯れが産んだ三つ児を二組紹介しても別に誰もとがめる者はないだろう。 九鬼周造『偶然の産んだ駄洒落』より引用
  • 咎める調子の声には構わず、沙子は床に手をついて静信の顔を覗き込む。 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • それを咎める資格のないことは、かれ自身いちばんよく知っていた。 綱淵謙錠『斬(ざん)』より引用
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