和協詔勅
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開会直後に衆議院では伊藤内閣糾弾を目的として、硬六派が内閣不信任と条約励行の上奏を、自由党は行政整理と条約改正断行の上奏を求める議案を提出したが、自由党と硬六派は互いの提案を否決しあったため、伊藤内閣糾弾の決議が全く成立しないという奇妙な議会運営が続いた。唯一残されたのは19日に自由党が提出したものの、硬六派の要求で特別委員会に送付された和協詔勅で約束された行政整理の完遂を求め、遠回しに自由党との連携を要求する上奏案であった。ところが、特別委員会で硬六派側の多数派工作によって文言を修正して、自由党との連携を要求する文言を内閣不信任の文言に差し替えられた上、条約励行の一文が追加された修正上奏案が委員会を通過し、31日には本会議でも成立してしまったのである。
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さらに民党や文官側より、海軍行革に不熱心との批判を受けて辞意を表明。伊藤博文は先の和協詔勅において、政府の公約であった海軍行革の推進と野党の国民協会の会頭・西郷従道の引抜きを図るために辞任を認め、仁礼は予備役編入となった。同年枢密顧問官に就任。
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