呻く

全て 動詞
1,360 の用例 (0.01 秒)
  • だがそのとき聞いた呻き声は、それとは全然性質のちがつたものだつた。 神西清『地獄』より引用
  • かすかに呻き声をあげたばかりで、そのお侍さんは倒れてしまいました。 国枝史郎『怪しの者』より引用
  • あの穴吊りを受けている百姓たちの呻き声を聞くに耐えなかったからか。 遠藤周作『沈黙』より引用
  • 彼は巨大な鉱石に耳をつけて息子の呻きがしやしないか神経を集中した。 黒島伝治『土鼠と落盤』より引用
  • 彼女はおよそ何時間ぐらいその床の上にうめき続けたかもよく覚えなかった。 島崎藤村『ある女の生涯』より引用
  • 二人と視線を合わせられずに、下を向いたまま啓二はうめくように言った。 岩本隆雄『ミドリノツキ〔上〕』より引用
  • 次郎はそのまま黙ってしまい長い沈黙のあとでうめくように声を発した。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • あちこちで、崖から滑り落ちて怪我をした者たちがうめき声をあげている。 板東眞砂子『狗神』より引用
  • それは私が手術をうけた直後でウンウン、ベッドで呻いている時だった。 遠藤周作『ぐうたら人間学』より引用
  • 今度はかなり近い所に、たしかに人の呻くやうな低い声が聞えてきたのだ。 坂口安吾『群集の人』より引用
  • その年はついにない、どうしたのか急病で、仁右衛門がうめいていました。 泉鏡花『縁結び』より引用
  • 呻きを漏らしてうずくまるその男を放っておき、私は残りの一人に銃を向けた。 大藪春彦『名のない男』より引用
  • 黒い渦巻を作って縺れあった三人の口からは野獣のようなうめきが聞えた。 田中貢太郎『春心』より引用
  • クレルヴァルの呻き声がおれの耳には音楽に聞えたとでも思うのかね。 宍戸儀一『フランケンシュタイン』より引用
  • キスをしながらも、奥さんは口の端から鼻にかかった呻き声を洩らした。 神崎京介『禁忌』より引用
  • 入口付近の床の上で横になっていた女も、かすかな呻き声をあげた。 梶尾真治『精霊探偵』より引用
  • 女は目をつむって顔をそむけてうめくだろうか、恐怖で目を見ひらくだろうか。 柳美里『女学生の友』より引用
  • ある者は目を閉じたまま痛みに耐え、ある者は無意識のうちに呻いている。 渡辺淳一『光と影』より引用
  • 気絶している者もいるが、大半は腕や足、腹などを押さえて呻いている。 舞阪洸『サムライガード』より引用
  • 彼は倒れて呻いている男の懐に手を入れたが、財布の手応えは無かった。 松本清張『無宿人別帳』より引用
  • 次へ »