味気

全て 名詞
1,016 の用例 (0.01 秒)
  • しかしその魅力的な話が、剣藤にはもう、味気なくしか聞こえなかった。 西尾維新『悲鳴伝』より引用
  • しかし若い人間にとって希望を失った太平楽ぐらい味気ないものはない。 坂口安吾『明日は天気になれ』より引用
  • お互ひに味気ない思ひをさせ合ひ、気を腐らせられてゐるのであります。 岸田国士『生活のうるほひ』より引用
  • この味気ない単純さに私はある種の感慨を覚えずにはいられなかった。 倉橋由美子『倉橋由美子の怪奇掌篇』より引用
  • こんな具合に、その日の私たちの会話は味気ないまま終ったのであった。 辻井喬『いつもと同じ春』より引用
  • ほかのどんな仕事を受け持っても、私には味気なく思えることでしょう。 カフカ/谷友幸訳『城(下)』より引用
  • SPレコードの落語をきいた方は、その味気のなさがおわかりであろう。 色川武大『なつかしい芸人たち』より引用
  • 眼前には、上層と同じような味気ない構造の通路がまっすぐ伸びていた。 九里史生『SAO Web 02』より引用
  • 酒抜きの味気なさを承知だったから、というだけではなさそうである。 眉村卓『不定期エスパー3』より引用
  • ユーと私との生活は、これから先、どんなに味気ないものになるだろう。 ヘディン/長尾宏也訳『シルクロード』より引用
  • 彼らが支配者として自分らの上に立ちあらわれたという味気なさ。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • その味気なさは、列車がロンドンに着いてから、更に深刻味しんこくみを加えた。 海野十三『英本土上陸作戦の前夜』より引用
  • それがひときわ私のオフィス勤めを味気ないものにしていたのだった。 江戸川乱歩『孤島の鬼』より引用
  • 一人でする食事を味気ないものと思って話し相手になってくれているのだろう。 五百香ノエル『骸谷温泉殺人事件』より引用
  • いくらよい子孫を持つことが肝要でも、女性関係の話ばかりでは味気ない。 阿刀田高『楽しい古事記』より引用
  • これで気掛かりはなくなったが、なにか味気ない気がしないでもなかった。 三浦哲郎『愁月記』より引用
  • 表示装置のスクリーンの他には誰も相手がいない朝なんて味気ないんじゃない? ホーガン『巨人たちの星』より引用
  • 味気ない食事をしている後ろでは、火を囲んでにぎやかな声がしていた。 小野不由美『十二国記 08 図南の翼 小野不由美』より引用
  • また吸い込むつゆも十分にうま味がないと味気ないものとなってしまう。
  • 用があるからする、用がないからしないでは、この世は味気ないものになる。 宮脇俊三『終着駅は始発駅』より引用
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