周章狼狽

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  • いな、今までいろんな事件にかかりあつている間、彼がこんなに周章狼狽したところを見たことがない。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • もし、この計画が情報ではなく実際の予定か計画の意味を持っていたならば、日本側の被追放者は、あれほど周章狼狽したり打撃を受けることはなかったであろう。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • それはともかく、まっきちゃんを殺してしまったと気がついたときのじぶんの周章しゅうしょう狼狽ぶりは、いま思い出しても冷や汗が出るようです。 横溝正史『殺人鬼 他三篇』より引用
  • 多くの人の周章狼狽をせないことだと思いました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 砂袋を投棄したのが大失敗だったことに気づいたのですが、時すでに遅く、私は周章狼狽するばかり。 ポー/八木敏雄訳『ポオのSF 第1巻』より引用
  • だからそいつをわたしに見つかったときの、あの男の周章狼狽しゅうしょうろうばいぶりはそうとうのものでしたよ。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 下』より引用
  • 国際感覚に優れている琉球でさえ翻弄ほんろうされたのだから、江戸城の周章狼狽ろうばいは見なくてもよくわかる。 池上永一『テンペスト2 花風の巻』より引用
  • ちょうど慌て者が慌ててはいけないと深く自分を戒しめながら、いざと云う時矢張り周章狼狽して命を落すようなものである。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 今では彼は本当に周章狼狽していた。 クリスティ/河野一郎他訳『事故…クリスティ犯罪・怪奇傑作集』より引用
  • 供侍達が周章狼狽したためでもあり、てっきり何者かが駕籠を襲撃して来ると判断したせいでもあった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 22 清姫おりょう』より引用
  • すると周章狼狽しゅうしょうろうばいの叫びが、オ・タールの戦士たちの口からもれた。 バローズ『火星シリーズ05 火星のチェス人間』より引用
  • が、年を取って一層不正確になった女性の頭を持つ彼女は、幾度繰返しても、なお初めてのように周章狼狽する。 宮本百合子『南路』より引用
  • 周章狼狽ろうばいしてまるで統制を失っているように見えはしたが、実際は藤太の軍勢は藤太の指揮によって動いていたのだ。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 行き合う者に片端から声をかけたが、みんなただ周章狼狽しているばかりで、はっきり答えられる者もいない。 南條範夫『山岡鉄舟(三)』より引用
  • 主馬のごとくに、ま、まことでござるか、などと周章狼狽ろうばいしないのはさすがである。 町田康『パンク侍、斬られて候』より引用
  • かつてペリー艦隊が蒸気船四隻を率いて浦賀沖に投錨した時、幕府の要人が周章狼狽したのもそのためであった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 33 小判商人』より引用
  • 表だって周章狼狽ろうばいはしなかったが、積極性と自主性を完全に欠落させており、国防委員長からの命令や部下からの進言がないかぎり何もなそうとしなかった。 田中芳樹『銀河英雄伝説 05 風雲篇』より引用
  • けれどもパガネルは周章狼狽しゅうしょうろうばいから我にかえると、避けることのできない質問になおも答えねばならなかった。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』より引用
  • いかに彼らが周章狼狽ろうばいしていたかが知れよう。 池波正太郎『剣客商売 07 隠れ蓑』より引用
  • 最初、あの評判のわるい森の中で、僕が行方不明になったために、周章狼狽しゅうしょうろうばいして、この家を見捨てたのかも知れないと考えたが、あたりをみまわしてみると、どこか近所の部落を定期的に訪問に行っただけなのだという推定に達した。 ハドスン/守屋陽一訳『緑の館』より引用
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