周章狼狽ぶり

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  • 最初の周章狼狽ぶりを見てしまったせいだろうし、何かにつけて井上啓一郎と引き比べていたせいもある。 宮部みゆき『孤宿の人 (上)』より引用
  • ご想像のとおり、彼らの周章狼狽しゅうしょうろうばいぶりは非常なものだった。 デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』より引用
  • それはともかく、まっきちゃんを殺してしまったと気がついたときのじぶんの周章しゅうしょう狼狽ぶりは、いま思い出しても冷や汗が出るようです。 横溝正史『殺人鬼 他三篇』より引用
  • だからそいつをわたしに見つかったときの、あの男の周章狼狽しゅうしょうろうばいぶりはそうとうのものでしたよ。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 下』より引用
  • 違反建築の話も、雑誌に載せているうちは当方の周章狼狽ぶりが滑稽を伴っているから傍目に面白くはあったろうが、さて単行本ともなればどうだろうか。 福永武彦『第四随筆集 夢のように』より引用
  • ことに「百唇譜」に記入された頭文字とおなじ頭文字をもつ女たちの周章狼狽しゅうしょうろうばいぶりといったらなかった。 横溝正史『金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜 v0.9』より引用
  • 登美子の妊娠がわかってから、胎児の月が合わないのに不審を感じながら、別な相手の子だと主人公が気づくに至らないのも、論理の水洩れというほかはないが、この辺が、法律以外は何も知らない、世間知らずの学生らしい周章狼狽ろうばいぶりでもあろうか。 石川達三『青春の蹉跌』より引用
  • とうとうボートまでたどり着いたが、ボートは潮がひいたので入江の中の泥に乗り上げている、二人の男の姿は見えない、というので、その周章狼狽しゅうしょうろうばいぶりは名状のしようもなかった。 デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』より引用
  • それだけになおのこと、六月四日、浦賀からの報告をうけたときの幕閣の周章狼狽ぶりはひどすぎた。 半藤一利『幕末辰五郎伝』より引用
  • 後深草院の周章狼狽ぶりは、痛ましいほどだった。 杉本苑子『新とはずがたり』より引用
  • このじいさん、年のせいでおツムが少しおかしゅうなっとりますけんと、その周章狼狽しゅうしょうろうばいぶりがかえっていぶかしゅう思われたもんですけん、こうしてお耳に入れとくしだいです。 横溝正史『金田一耕助ファイル19 悪霊島 上』より引用
  • ホームズは男爵の反論にもまして、アリス・ドマンの周章狼狽ぶりにハッと吐胸とむねをつかれたようだった。 ルブラン/野内良三訳『ルパン対ホームズ』より引用