周章狼狽する

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  • この連中は毒を見破られたと聞くと周章狼狽して急いで降りて行った。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』より引用
  • これで凡人の国民が周章狼狽するのも無理とは言われないのである。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • その唯一頼みとする力が通用しないとなれば、周章狼狽するもむべなるかな。 森福都『長安牡丹花異聞』より引用
  • 行動力がなければ、大事が起ると周章狼狽ろうばいし、悩んだり考えたりする。 黒岩重吾『落日の王子 蘇我入鹿(下)』より引用
  • ユロ母娘おやこが周章狼狽しているのを見て、はじめて真相を悟ったという顔をした。 バルザック/佐藤朔訳『従妹ベット(上)』より引用
  • 伊奈方面の武田諸将は、思いもかけぬ住民の叛乱に周章狼狽ろうばいした。 池宮彰一郎『本能寺(下)』より引用
  • 周章狼狽ろうばいするわたしを見て、あのひとは気の毒がってすぐ立ち去ろうとしました。 横溝正史『金田一耕助ファイル18 白と黒』より引用
  • と一瞬周章狼狽したが、すぐにそんなわけはないと思い直した。 九里史生『SAO Web 0401 第一章~第三章』より引用
  • 周章狼狽しゅうしょうろうばいし、心得を忘れ、つづけて二突き当て、もうすこしで勝ちそうになる。 ドーデ/大久保和郎訳『月曜物語』より引用
  • しばらくすると、周章狼狽した廷臣たちの怒鳴り合う声が、次々と耳に入ってきた。 森福都『長安牡丹花異聞』より引用
  • いな、今までいろんな事件にかかりあつている間、彼がこんなに周章狼狽したところを見たことがない。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • もし、この計画が情報ではなく実際の予定か計画の意味を持っていたならば、日本側の被追放者は、あれほど周章狼狽したり打撃を受けることはなかったであろう。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • 砂袋を投棄したのが大失敗だったことに気づいたのですが、時すでに遅く、私は周章狼狽するばかり。 ポー/八木敏雄訳『ポオのSF 第1巻』より引用
  • ちょうど慌て者が慌ててはいけないと深く自分を戒しめながら、いざと云う時矢張り周章狼狽して命を落すようなものである。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 今では彼は本当に周章狼狽していた。 クリスティ/河野一郎他訳『事故…クリスティ犯罪・怪奇傑作集』より引用
  • 供侍達が周章狼狽したためでもあり、てっきり何者かが駕籠を襲撃して来ると判断したせいでもあった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 22 清姫おりょう』より引用
  • が、年を取って一層不正確になった女性の頭を持つ彼女は、幾度繰返しても、なお初めてのように周章狼狽する。 宮本百合子『南路』より引用
  • 周章狼狽ろうばいしてまるで統制を失っているように見えはしたが、実際は藤太の軍勢は藤太の指揮によって動いていたのだ。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 行き合う者に片端から声をかけたが、みんなただ周章狼狽しているばかりで、はっきり答えられる者もいない。 南條範夫『山岡鉄舟(三)』より引用
  • 主馬のごとくに、ま、まことでござるか、などと周章狼狽ろうばいしないのはさすがである。 町田康『パンク侍、斬られて候』より引用