周囲を見廻し

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  • 突然の言葉に彼等は吃驚びっくりして、誰が言ったのだろうかと周囲を見廻した。 直木三十五『秘密の庭』より引用
  • 新一はびっくりしてその周囲まわりを見廻したがもう影も形も見えなかった。 田中貢太郎『狐の手帳』より引用
  • どこで眠ったのか、一瞬、見当がつかずイーブは起きて周囲を見廻した。 中上健次『讃歌』より引用
  • 二人は思わず周囲を見廻したが、今さら犯人を見分けられるはずもない。 夏樹静子『紅い陽炎』より引用
  • そんな時に周囲を見廻して誰も居なかつたりしたら大変である。 中谷宇吉郎『真夏の日本海』より引用
  • 家電屋はあわてて周囲を見廻したが、二人の金貸しはもう姿を消していた。 阿佐田哲也『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝1』より引用
  • こう言いながら、岸本は悪い夢にでも襲われたように自分の周囲を見廻した。 島崎藤村『新生』より引用
  • 播隆のうしろに神妙に坐っている人たちは時々顔を上げて周囲を見廻していた。 新田次郎『槍ヶ岳開山』より引用
  • 私は自分で自分がずかしい程、きょときょと周囲を見廻していました。 夏目漱石『こころ』より引用
  • あわてて周囲を見廻し、由美子を殺したのが夢と知って、ほっとした。 西村京太郎『寝台急行「銀河」殺人事件』より引用
  • じっとたたみうえ見詰みつめているおせんは、たじろぐように周囲しゅうい見廻みまわした。 邦枝完二『おせん』より引用
  • 彼は立ち上がり、何をするか決めかねているように周囲を見廻した。 菊地秀行『吸血鬼ハンター12b D-邪王星団2』より引用
  • 石田は誰に言っているかと思って、自分の周囲まわりを見廻したが、別に誰もいない。 森鴎外『鶏』より引用
  • 抜け上った広い額を押え、急に自分の坐っている机の周囲を見廻すような格好をした。 宮本百合子『帆』より引用
  • 運転席から、運転手が降りて来て、助けを求めるように、周囲を見廻している。 西村京太郎『闇を引き継ぐ者』より引用
  • 私は自分で自分が恥ずかしいほど、きょときょと周囲を見廻みまわしていました。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 周囲を見廻す奴がいるのは、襲撃者の位置が不明な証拠だ。 菊地秀行『吸血鬼ハンター17a D-白魔山 上』より引用
  • ここで伯爵は言葉を切り、ほうという表情で周囲を見廻した。 菊地秀行『吸血鬼ハンター12c D-邪王星団3』より引用
  • 私は立つて周囲を見廻してゐたが、不図気がつく足許に赤紫の五弁の花が咲いてゐる。 吉江喬松『伊良湖の旅』より引用
  • しかしあの主人公は、我々の周囲を見廻しても、滅多めつたにゐなさうな人間である。 芥川竜之介『点心』より引用
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