周囲を見まわす

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  • 今おれは朝刊を熱心に読み続けていて周囲を見まわすことなどできないのだが、おそらく此処はひとり暮らしのおれのアパートの部屋であるに違いないから、あれからまっすぐ自宅に戻ったのであろうと思う。 筒井康隆『原始人』より引用
  • 粉のついた指でいんを結んで視力を増強させたレイムは、改めて周囲を見まわす。 流星香『プラパ・ゼータ 4 玻璃色の迷宮』より引用
  • まっ青な顔で周囲を見まわす老人に異状を見てか、賀茂の人力車が後方から追った。 荒俣宏『帝都物語1』より引用
  • 白い壁が三方を立てこめているこの教室にはいると彼らは、何か自分の家に辿たどりついたような安心を覚え、鼻唄まじりに周囲を見まわすのであった。 本庄陸男『白い壁』より引用
  • かれは、あらためて周囲を見まわすような気持になった。 吉村昭『法師蝉』より引用
  • だれかが山の上のぼくをわらっているような感じがして、周囲を見まわすと、さっきそばを通ったお墓の庭に男のひとがうつぶせに寝ているきりであった。 東峰夫『オキナワの少年』より引用
  • この水路からは周囲を見まわすことができた。 T・E・ロレンス/安引宏訳『砂漠の叛乱』より引用
  • 男はこっそり周囲を見まわすと、家の中に入った。 エディングス『エレニア記2 水晶の秘術』より引用
  • 答える前に、オドマは得意げに鼻をすすってから、周囲を見まわす。 大迫純一『神曲奏界ポリフォニカ ポリ黒03 プレイヤー・ブラック』より引用
  • はじめのうち彼は、その大きな茶館では、静かにお茶を注文してそれを飲み、めずらしそうに周囲を見まわす以外、まったく口をきかなかった。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(1部)』より引用
  • 男は肩で息をつき、周囲を見まわす。 阿刀田高『時のカフェテラス』より引用
  • このころになって、弓子もようやく羽室家の一員として落ち着き、周囲を見まわす余裕ができてきた。 森村誠一『ファミリー』より引用
  • あわてたように周囲を見まわす末弟を見て、長兄も次兄も従姉も半ば腰を浮かした。 田中芳樹『創竜伝 第03巻』より引用
  • 二人して周囲を見まわす。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • あとに弥二郎やじろうは、相当な時間、身動きも、周囲を見まわすことも、ひとりごとを言うこともできないような気がしていた。 海音寺潮五郎『天と地と(一)』より引用
  • 戸口に立って周囲を見まわすうちに、この部屋が男くささと結びついた並々ならぬ居心地のよさと優雅さの印象を与えることに気がついた。 ドイル/永井淳訳『失われた世界』より引用
  • 周囲を見まわすと、目の前のスタンドにある帽子も、まだ山積みのほかの帽子も、仕上げを待っています。 ジョーンズ『ハウルの動く城01 魔法使いハウルと火の悪魔』より引用
  • 私は思わず周囲を見まわす。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • 宣誓の進行中、周囲を見まわす機会があった。 イネス/皆藤幸蔵訳『銀塊の海』より引用
  • いて、あらためて周囲しゅういを見まわすと、ぜん両親りょうしん音弥おとや父親ちちおやが、たたみの上にたおれていた。 小野不由美『くらのかみ』より引用
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