呑み込むよう

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  • 涙を呑み込むようにして、次郎兵衛は両手で自分の膝をつかんでいる。 平岩弓枝『御宿かわせみ 12 夜鴉(よがらす)おきん』より引用
  • 郡司の噂を始め、何か言いかけた後、人は言葉をみ込むようにするのだ。 林真理子『ロストワールド』より引用
  • 東吾がいい、近くにいた男が生唾を呑み込むようにしてうなずいた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 27 横浜慕情』より引用
  • 巨大な船影が自分を呑み込むようにゆっくりと近づいてくるのを朋子は感じた。 篠田節子『レクイエム』より引用
  • そう言って、空海は、言いかけた言葉をみ込むように口を閉じた。 夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四』より引用
  • 周子は、何か言いたそうだったが、その言葉をみ込むように口をつぐんだ。 新津きよみ『訪問者』より引用
  • 仁左衛門が語尾を呑み込むようにし、女房のお芳が手拭を目に当てた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 21 犬張子の謎』より引用
  • 彼女はゆっくりと身を起し、「治夫」、と呑み込むように彼の名を呼んだ。 石原慎太郎『化石の森』より引用
  • だけどそれを呑み込むような仕草を挟んでから、星中が言った。 入間人間『電波女と青春男 第04巻』より引用
  • それを呑み込むように深紅の炎が現れ、全体を嘗め尽くして燃え上がった。 永瀬隼介『サイレント・ボーダー』より引用
  • 倭建は複雑な気持をみ込むように酒杯の酒を一気にあおった。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 5 東征の巻(下)』より引用
  • と、元助は口にこみあげてきた苦い汁を呑み込むようにしていった。 松井今朝子『辰巳屋疑獄』より引用
  • そのコンボスナックを千種は必死になって呑み込むように食べた。 井田真木子『プロレス少女伝説』より引用
  • それぞれが、ハッと息をみ込むような気配が広がった。 柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』より引用
  • 馬車をみ込むように、男たちは歩調も緩めず、向かってきた。 服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』より引用
  • 私は、口に合ったそれらの料理を、むらむらとのどへこみ上げてくる涙と一緒に呑み込むようにして食べていた。 近松秋江『黒髪』より引用
  • やがてはしかし、それらのすべてを呑み込むようにして、非常な赤黒い炎が燃え上がるのだ。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • 微かにあごを上げ、感情を呑み込むように瞼を閉じた少女をよそに、と無線の声が淡々と告げた。 福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 03 赤い彗星』より引用
  • 最初に、音楽は、どんな気紛れな解釈でも平気で呑み込むように思われるというお話をした。 小林秀雄『モオツァルト』より引用
  • このことから、獲物を捕食する際に押し潰すような食べ方は不可能で、下顎歯で切断して呑み込むような食べ方であったと考えられる。
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