呑み込むこと

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  • 次郎はやがて中納言の屋敷にける生活を、大体呑み込むことが出来た。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • その言葉が何を伝えようとしているのか、うまく呑み込むことができなかった。 村上春樹『国境の南、太陽の西』より引用
  • どうしてこんなことになったのか、彼らはどうしても呑み込むことができなかった。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』より引用
  • でもその事実を事実として呑み込むことができなかった。 村上春樹『国境の南、太陽の西』より引用
  • だから、それがどこのものであれ、技術はいくらでも呑み込むことが出来た。 片岡義男『日本語の外へ(下)』より引用
  • わたしも食物を噛んで呑み込むことが、こんなに苦痛だと思ったことはなかった。 近藤史恵『凍える島』より引用
  • こう考えて、公爵はやっとのことで、呑み込むことができた。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』より引用
  • また、地震などによって地下水に圧力が加わったりした場合に起こることもあり、建物などを呑み込むこともある。
  • 山の村では、物を噛まずに呑み込むことをおろ呑みといっている。 三浦哲郎『真夜中のサーカス』より引用
  • 呑み込むことも消化することもできず、それは漠然とした不安として胸に巣食った。 横山秀夫『クライマーズ・ハイ』より引用
  • 喉元のどもとから何かがせり上がってきたが、やがて驚くほど冷静に、それをみ込むことができた。 初野晴『水の時計』より引用
  • 全く自然に、その言葉をみ込むことができた。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第06巻』より引用
  • 落ちついてくると、どうやら事態を呑み込むことができた。 半村良『およね平吉時穴道行』より引用
  • なぜといつて、秋子にこんな隠れた男のあることを知らないために、始めのうちは何のことやら皆目事情を呑み込むことができなかつたであらうから。 坂口安吾『狼園』より引用
  • さまざまな人間たちのエネルギーを呑み込むことによって、混乱と衝突と軋轢の中で、アルテアの世界は急速に拡大していった。 富田倫生『パソコン創世記』より引用
  • 頭が事態を呑み込むことを拒否し、顔の筋肉が凍りつき、呆然としたあまり表情は完全に失われた。 井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』より引用
  • 嫌というほど予備知識を持ち回りすぎた連中さえ多分この時初めて判ったのだから、そうした予備知識を信用しなかったり全く知らなかったりした連中が、事件の発生した日の内に、この事件の現実味を呑み込むことが出来なかったというような場合も、きっと少なくはなかったろうと思う。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • 香港返還は祝福されることでもあろうが、これはまた、社会主義の中国にとっては、資本主義という毒を呑み込むことでもある。 橋本治『二十世紀(下)』より引用
  • だって、一時に全部が全部、呑み込むことはできませんし、また、最初から、いきなり完全なものになれるわけのものじゃありませんからね! ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』より引用
  • しかし私の知っている限り、かなり多数の学生は、卒業するまで何のために法学を学んでいるかを呑み込むことができず、そのため平素はノートを作ることにのみ苦労し、試験期になればそれを丸暗記することに苦労したのが、その頃の実情であった。 末弘厳太郎『法学とは何か』より引用
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