呑みこむ

全て 動詞
259 の用例 (0.00 秒)
  • しかし前方の闇はそのためになお一層暗くなり街道を呑みこんでしまう。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • あるいは言うべき時に言うべき言葉が言えなくてみこんでしまったり。 森瑤子『TOKYO愛情物語』より引用
  • 彼はすべてを呑みこんでいるという風にニヤニヤと笑っているのだった。 海野十三『蠅男』より引用
  • 一瞬いっしゅん、葉はなにかを言いかけて、結局その言葉をみこんだらしかった。 三上延『シャドウテイカー3 フェイクアウト』より引用
  • 出すのと呑みこむのとの二つの運動をいっしょにやることはできないからだ。 アラン/宗左近訳『幸福について(下)』より引用
  • その奇妙な雰囲気にすっかり呑みこまれた我々も、黙ってあとに従った。 万城目学『鴨川ホルモー』より引用
  • そこで二人はじっと息をみこんでいたが、それきりあとのことばがない。 横溝正史『芙蓉屋敷の秘密』より引用
  • という含みの深い文章で霧の中に呑みこまれて行くように終っている。 円地文子『源氏物語私見』より引用
  • ところがわたしの愛は海のように貪欲で海のようになんでも呑みこむ。 シェイクスピア/三神勲訳『十二夜』より引用
  • 彼女はあわててあとの言葉をあけた口の中へ呑みこんでしまった。 ハメット/村上啓夫訳『デイン家の呪い』より引用
  • いや、出しかかった言葉を呑みこんだといった方がいいかもしれない。 阿久悠『瀬戸内少年野球団』より引用
  • 彼は感嘆かんたんのことばをみこむと、また元のとおり口をつぐんでしまった。 芥川龍之介『杜子春・南京の基督』より引用
  • ある夜、彼もまたその影に呑みこまれたとき、謎の少女に助けられた。
  • 大地の闇をみこんだ術者は、一つの土地に長く滞在することができない。 岡野麻里安『銀の共鳴3 炎の魔法陣』より引用
  • そして解剖してみたら、やっぱり女の足を呑みこんでいたという話である。 開高健『私の釣魚大全』より引用
  • やがて第一次統合戦争前夜の混乱がすべてを暗黒の中に呑みこんでいった。 光瀬龍『たそがれに還る』より引用
  • どういうわけか、彼女はカナリヤを呑みこんだばかりの猫を連想させた。 バローズ『火星シリーズ10 火星の古代帝国』より引用
  • ガラスブロックの門を抜け、山の斜面を這うガラスの管に呑みこまれる。 石田衣良『うつくしい子ども』より引用
  • 流れの前に地面が口を開け、川は轟々と眼の前で呑みこまれていたのである。 クラーク『都市と星』より引用
  • 薄い灯の下に、下関行きの急行列車が沢山の見送り人を呑みこんでいた。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
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