吹っきれる
全て
動詞
12 の例文
(0.00 秒)
-
帰ってきた時、なんだか吹っきれたような顔をしてたのは、わたしも覚えがあるから。
-
心の中でなにかが吹っきれるというようなことがある。ある人はそれを悟りと呼び、ある者は会得すると言う。
...
-
店に出勤前なのだろう、片手に革製の書類鞄を抱えていた。「ローマに残ることにしたよ」 マリオは吹っきれた顔でいった。「あら、そう」と私は答えた。
...
-
だけど、ちっとも味のないのがあの子の大きなマイナスなんです。性格的に芸人として吹っきれないんですね。
...
-
それから相手の体に馬乗りになったり、逆転されたりして、無我夢中になって殴り合った。怯えが吹っきれ、地獄の果てまでいってやるという荒くれた気持ちがみなぎった。意識が一気に空白になったようだった。
...
-
-
だが、檜笠の気分は釈然としなかった。どうも心にスモッグがかかっていて、吹っきれない。警察も疑ったというが、美吉の死因は曖昧である。
...
-
その動機は、柳生一行に好意を持つようになり、また恩義を感じているからだという。一応もっともらしいが、それでは完全にお品が敵方を裏切ったのかというと、その口吻にどこか吹っきれない、あいまいな感じがある。しかし、それにしてもいま十兵衛がそれに応じて城にゆくといった以上、それはお品の心と言葉を全面的に信じてのことでなければあり得ない行動だ。
...
-
時に、彼の精神の或面に、私が、物足りなさによる侮蔑に近いものを感じたのは争われない。何か、この先もう一つ、吹っきれば素晴らしいのが見えて居るのに、いさぎよくそこまで踏切ってなぜ呉れないか、と云う愛の変形であったのだ。
...
-
そして、いまにも晴れわたった大空からジョーの頭上に神の電光が落ちてくるにちがいないと思い、いつまで神さまはぐずぐずしているんだろうとじりじりしていた。そしてジョーが話し終っても、まだ何事も起らず、彼が依然として生きて立っているのを見ると、誓いを破ってでも、この哀れな裏切られた囚人の生命を救ってやりたいと思いながらも、なんとなく躊躇していた気持が、すっかり吹っきれた。というのは、この悪党は明らかに悪魔に魂を売った人間だし、そんなものにかかわりあったら生命があぶないと思ったからだ。
...
-
ところが「結局は稽古しかない」と吹っきれたおかげで途端に復調を迎え、2011年7月場所より四股名を現在の「諫誠」に変更した。以来2013年3月場所まで幕下と三段目を往復する生活を送っていたが、5月場所からは4場所連続で立て続けに勝ち越して自己最高位を更新し、2014年1月場所には関取目前の東幕下3枚目まで昇進する。
...
-
迷いは吹っきれた。生まれ変わった気分だった。
...