吹くよう

256 の用例 (0.00 秒)
  • 彼は、よく「眼から血を吹くような思いをしたか」という言葉を口にする。 草柳大蔵『実力者の条件 この人たちのエッセンス』より引用
  • しかし黙っていても新らしい風景の風が心の上を吹くように楽しさを感じていた。 きだ・みのる『道徳を否む者』より引用
  • ただ、その京馬の頭を、二、三度はっと冷風で吹くような光景があった。 山田風太郎『忍法剣士伝』より引用
  • なんだろうと思ってますと、なにかかまどの火を吹くような感じがあるんですねえ。 淀川長治『続々』より引用
  • 窓の外から、突風の吹くような、急行電車の通りすぎる音が聞こえた。 乙一『暗いところで待ち合わせ』より引用
  • お君がこうして夢中のていでいる時分に、その窓の外で風の吹くような音がしました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 春は九十日の東風とうふうを限りなく得意のひたいに吹くように思われた。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • 何だかしれないが、風が西からもくようだし、気がくるってるみたいだね。 ロフティング『ドリトル先生物語10巻 ドリトル先生と秘密の湖』より引用
  • このごろ胸郭むねが急にうつろになって、そこを秋風が吹くような気がする。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • 小屋の外の風が、笛を吹くような音を立てて加藤に答えていた。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 彼はその時から敢えて少し離れたところで瑣納を吹くように心がけた。 仁木英之『僕僕先生』より引用
  • まるで角の笛でも吹くように、 谷にも森にも響き渡っている。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • しかしその後、エルヴェ夫婦の間には微妙な風が吹くようになってくるのであった。
  • 家の中の空気が銀線を張ったようにぴんとなったかと思うと、急に風の吹くような音がしだした。 田中貢太郎『妖怪記』より引用
  • 小さく口笛を吹くような音が、かすかにどこからか聞こえてくる。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 03 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』より引用
  • 葦笛を一度に百も吹くような不気味な風の音は、一夜中、つづいている。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫5) 日本男子物語』より引用
  • するとある日の夕刻、風向きが変わって、望みどおりに吹くようになった。 チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』より引用
  • そこへ例のとびの声がはるかな青空の向うから、時々笛を吹くように落ちて来た。 芥川竜之介『戯作三昧』より引用
  • すると急に私の歌は、奇妙に口笛を吹くような声にさえぎられた。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(上)』より引用
  • 顎が外れるほど大笑いしている奴もいれば、怒りで火を吹くような目つきの奴もいる。 大塚ひかり『源氏の男はみんなサイテー ―親子小説としての源氏物語』より引用
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