吸いこむ

全て 動詞
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  • まるでてのひらに吸いこまれるように槍が國子の元へと戻ってくるようだった。 池上永一『シャングリ・ラ 下』より引用
  • 東京から来た四人はどういうわけか、みな一緒に大きく息を吸いこんだ。 胡桃沢耕史『翔んでる警視正 平成篇5 涙のポンポコリン』より引用
  • もう一度呼ぶつもりで息を吸いこみかけたところで、人の気配が動いた。 古川薫『花冠の志士小説久坂玄瑞』より引用
  • 私は鏡ではない、リアルな世界の空気を体中で感じ胸一杯に吸いこんだ。 大崎善生『孤独か、それに等しいもの』より引用
  • 今にもこの絶壁から闇の中へと体を吸いこまれるのではないかと思った。 荒俣宏『帝都物語5』より引用
  • 機体のどこかに穴があいたのか、物品といっしょに人間が吸いこまれた。 森村誠一『腐蝕の構造』より引用
  • きゃつが返事をしたが最後、たちまちこの中に吸いこまれてしまうんだ。 呉承恩/檀一雄訳『西遊記(下)』より引用
  • 瞳は吸いこまれそうな黒で、同じ色のかたそうな髪は長く背に流していた。 西東行『鳥は星形の庭におりる』より引用
  • 巨大な光弾が発射され、尾をひくようにして岩礁に吸いこまれていった。 大野木寛『ラーゼフォン第03巻』より引用
  • ぼくは風にのって運ばれてくる遠くの緑の匂いを胸いっぱいに吸いこんだ。 石田衣良『うつくしい子ども』より引用
  • 肺に空気を吸いこみたいという衝動が抑えられないほど強くなってきた。 ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』より引用
  • みんなは吸いこまれるように、三人五人ずつ中へはいって行ったのだ。 宮沢賢治『黄いろのトマト』より引用
  • ぼくは煙草の煙が苦手でそれを吸いこむとすぐにいやな気分になった。 乙一『ZOO』より引用
  • 二人の頭から流れる血は土に吸いこまれ、血にれたありがもがいている。 大藪春彦『黒豹の鎮魂歌 第二部』より引用
  • 霧でもいいから大きく口を開けて吸いこもうと身構えてさえいたのだった。 カフカ/中野孝次訳『審判』より引用
  • まだ残っていた忌まわしい考えは、恐ろしい微笑のうちに吸いこまれた。 アレクサンドル・デュマ/横塚光雄訳『黒いチューリップ』より引用
  • その中には草も見えず、暗黒の底に吸いこまれるように不気味であった。 田中澄江『花の百名山』より引用
  • その姿は百五十メートルもある絶壁のかげへ、吸いこまれるように消えて行く。 平田晋策『昭和遊撃隊』より引用
  • 床に吸いこまれるように立っているのを見て、おれにはピンときたんだ。 ムーア『大宇宙の魔女―ノースウェスト・スミス』より引用
  • 吸いこまれるように私はその女子社員の尻や脚へ目をやっていた。 阿部牧郎『オフィスラブ――甘い誘惑』より引用
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